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May 28, 2011
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カテゴリ:母の気持ち

 

fuyu1331.jpg

ADHD(注意欠陥多動性障害)の特性を持つ小学二年生の長男は、

今 コンサータというお薬の力を借りています。

私と夫がずっと反対していた薬ですが、

医師の提案もあって、飲んだ方が元太が心地よく過ごせるのかも。。

と飲み始めたのが去年 一年生の夏休みの終わり。

最初飲み始めたのが、体が細く小さい元太が副作用で食欲が落ちないようにと

効き目がゆっくりな「ストラテラ」

食欲は落ちないものの、気持ち悪い。。。と辛そうな割には

薬の効果が全く見られず、薬の量を増やしましたが、

このままでは副作用だけが出てしまうため、12月に薬を変更。

学校に行く平日だけ飲む 「コンサータ 18mg」 今に至ります。

コンサータにしてから、効果はてき面。

学校の先生が薬の効果を実感するくらい、授業に集中でき、忘れ物失くし物も減り、

お友達へのちょっかいもなくなり、字もとても丁寧に書け、

先生の指示をしっかり聞く事ができているようです。

その代わり、言われていた通り 給食は殆ど食べられないそう。。。

薬が切れる夕食と、週末は沢山食べるので

トータルで考えてそのまま服用を続けています。

 

私の忍耐力が必要なのは、薬が効いていない朝の支度、週末です。

朝は、食卓に座り箸を持ってご飯を食べる、洗面所に行き歯を磨く、洋服に着替える。

玄関までの廊下を歩き、靴を履く。

その事すべてが一人ではできません。

色々な事が気になってしまい一つの事をやり続ける事が難しく、

席を立ったり、遊び始めたり、寝転がったり。。

冷静に諭しても、頑張り表で促しても、タイムアウトで大きな声で言ってもダメ。

それでは、と方法を変え、毎朝私がガミガミイライラして学校へ送り出すよりは。。

と何度か時刻を告げただけの朝は、登校班に遅刻して学校へ行きました。

暫くして、担任の先生から電話があり 朝の会始まるが元ちゃんがまだ来てないとの事。

事情を話した後、先生が探しに行って下さいました。

元太の目にいっぱいに溜まってしまった涙が

先生に会った瞬間零れ落ちてしまったそうです。

その後暫く保健室で気持ちを落ち着かせた後、クラスに戻ったそうです。

その間、クラスは自習。

遅刻すると言う気持ちを経験するのも大切だと考えそうしましたが、

結局先生にも心配と迷惑をかけてしまいました。

担任の先生は、家に帰れば二人の子供のお母さん。

私の気持ちや葛藤を理解してくれ、元太にも私の心にも寄り添ってくれる

誰よりも信頼している先生です。

試行錯誤の毎日でどうしたらいいのかと悩む私に、

「私もどうしたらいいのかわからないので、

心の相談員の先生に、一緒に相談してみませんか?」

と担任の先生が提案してくれました。

その後、担任の先生と心の相談員の先生と私で話す機会を頂きました。

 

ADHDの子のお母さんは、他の人が想像できないくらい大変で忍耐力が必要です。

まずは、お母さんがストレスを溜めずリラックス、ストレス発散する時間を確保する事。

そして、ADHDの子が一番大切な事は、

社会(今は学校生活)に出て、攻撃されず、非難されず、社会になじむ事。

家での事であれば、すべて家の人が手を差し伸べてあげて下さい。

遅刻してもいいから、自分で自分の支度ができるように、ガミガミ言うのではなく、

遅刻をしないように、自分でできなければ 手伝ってあげる。

着替えは出してあげるだけでなく、着替えさせてあげる。

歯磨き粉をつけて、歯ブラシを持たせてあげる。

手を引いて、玄関に連れて行ってあげる。

食事中や勉強中席を立つたびに、手を引いて席に戻してあげる。

時間割を自分で準備できなければ、忘れ物をする経験をさせるのではなく、

忘れ物をしないように一緒に準備する、それも出来なければ目の前で準備してあげる。

どうして僕はできないんだろう?と出来ない事さえも理解できない子に、

ガミガミいう事は逆効果。

怒られてばっかり。。。という気持ちは2次被害を出してしまう。

確かに、何かをしている時 他の事を始めてしまう元太に

今何する時間だっけ?と促すと、

「あ!そうだ。どうして僕いつもこうなっちゃうんだろう。。。。」 と。

元太はわざとやらない訳じゃないんだよね。

病気がそうさせてしまうんだよね。

 

でもこれでは、いつもお母さんがやってくれるという甘えにならないか、

自分でする事ができなくなってしまうのではないか。

例えば朝の時間ならば、親としては

自分で時間を守らなければいけないという気持ちを教えたい。

と、担任の先生と私は同じ気持ちになりました。

小学生高学年になれば、

今まで一緒にやってきた事を一人でできるようになる時が来る。

その為に、「一人でできない事」の経験を増やすより、

「一緒にやって できる」という経験を増やす事が大切だそうです。

週末の宿題は、色々な事に気が散ってしまい

たった2行の漢字を書くのに40分かかります。

その場合は、もう宿題はやめて薬の効いている次の日の学校の休み時間に

やったほうが効率的という事で、担任の先生が一緒にやって下さる事になりました。

この日色々な話を聞き、自分でやらせる事よりも、

一緒にやってあげよう。今はそれが一番の方法だと気持ちを切り替え

今は私の気持ちも落ち着きました。

迷って悩んで、導き方がわからず私も辛かった日々は、

夫も仕事が忙しく、寝る時間も少なく、殆ど話す時間もありませんでした。

このような日々の生活を伝える事もできないまま、休日も疲れている夫は

何度言ってもわからない元太の行動にイライラし、声を荒げる姿を見るもの辛かった。

でも夫の気持ちもわかる。

普段一緒にいる私だって、色々ADHDについて知識がある私だって、

どう言っていいかわからないんだもん。

疲れていればなおさらだよね。

心の葛藤が沢山あった春休みから4月は、

元太もKan君も吃音や反抗や癇癪がひどくなっていましたが、

私の気持ちも落ち着いた少し前、夫に今までの事を話し、

元太の特性を理解し、受け止め、対応を話し合いました。

それからは、宿題の時に何度も席を立つ元太に付き合い、

向き合って、勉強を見てくれるようになりました。

私も夫も、方法を変え落ち着いた今、子供達の吃音も少し落ち着きました。

元太の朝の準備、宿題から明日の準備はつきっきりですが、

できなくてイライラしていた時よりは楽^^

もう二年生、ではなく、まだ二年生。

一人でできない ではなく、一緒にやればできる。

私の命を守る為に、お腹で育っていた元太を早く出してしまった時、

今度はお母さんが守るからって心に決めた事を思い出し、

これからも元太と一緒に歩いていこう。

また、大きな壁を乗り越えた気がします。






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Last updated  May 28, 2011 07:22:54 PM
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