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カテゴリ:独り言
今日は管理組合の定例会だった。
来週に臨時総会を控えているため長期戦になるだろうと覚悟していた。 取り敢えず幹部は17時半に集合。 来週の臨時総会の段取りを決める。 19時から全員での定例会。 一発目は犬猫問題。 当マンションはペット飼育禁止と規約で詠っている。 その中でペット飼育禁止規約制定前から飼われている人だけには特例として1世代に限り飼育を許可した。 ただし、両隣の人から飼育許可をもらったうえで登録料として3万円/年を義務ずけられた。 その網に漏れた人が今日のYさん。 規約制定前から犬を飼われていたが、両隣の人から飼育許可がもらえず、登録できなかった。 それが今日までに至った。 これは昨年までの全理事会の怠慢である。 Yさんの近所の人からの突き上げがあり、理事会としては動かざるを得なかった。 今日はYさん本人に来てもらって事情をうかがった。 Yさん宅のワンちゃんは年が歳なので衰弱しており、余命いくばくもないとのこと。 と言われても特例を出すわけにはいかない。 各理事の意見を聞いたが、誰もかれも悪者になりたくないのできついことは言わない。 といって許可することできず、中途半端な意見ばっかり。 完全に袋小路に入った。 Yさんの顔がこわばっている。 最後の最後にわたしに意見を求められた。 これはいいタイミングやん。 よっしゃ、ここはひとつ腹芸を見せたるか。 ---- 問題解決に死ぬことを期待するって嫌ですね。(みんなのことを非難してるんやで) かと言ってYさんだけ特例を作ることはできません。 ひとつ提案があります。 Yさん、悪役になってもらえませんか。 理事会としては何も対応しないわけにはいきません。 そこで理事会から再三再四、ペット飼育の改善を求める要望書を出します。 Yさんはその要望書を無視し続けてください。 どうですか? ---- 呆気にとられたのか、はたまた馬鹿らしい発言のためか、誰も何も言わなかった。 しばらくして理事長がT副理事(わたしのこと)が具体的提案を出してくれました。 Yさん、どうでしょうか? Yさんの顔が明るくなった。 それで、お願いします。 よっしゃあ、これで一件落着。 姑息な手やけどあの袋小路を穏当に突き破るにはこれぐらいしかないやろ。 この後、延々と本日の議題が続いた。 キュービクルの更新がどーたら。 提灯を新しく作るのがあーたら。 エレベーターの扉がどーたら。 隣の騒音があーたら。 いい加減疲れた。 定例理事会が終わったのは22時過ぎ。 この後、幹部だけ残っての幹部会。 臨時総会の段取りの続き。 理事長のコソコソばなし。 終わったのは30分後の22時40分。 腹減った。 まだ、晩御飯食べてないんですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.09.20 00:00:15
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