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カテゴリ:台湾
虱目魚(サバヒー)粥の朝食を食べた後は、
台南市政府発行のパンフレットを片手に町歩きをすることに。 この虱目魚粥のお店付近の裏路地には、 なんと清の時代の風情が残る街並みがあるというのです 明や清の時代の廟が幾つも残る台南だけど、 街並みが残っているなんてドキドキする・・・・ こちらの廟辺りを背に歩いてみましょうか~ 決して広くない小径のようですが・・・ 朝だから静まっていて、殆ど人通りがないせいか タイムスリップしたような気分になります この辺で見かけたベランダにからまる植物に、ギョギョッ 良~く見たら鉢植えからこ~んなに伸びているっ、凄い生命力! 本当に古いねぇ~としみじみ・・・ちょっと深呼吸したくなります 黄色い提灯が連なっていて・・・この先に廟でもあるのかな? あった、スタート地点で見かけた廟「下土地公廟」(總祿堺)とは 一文字違いの「頂土地公廟」(鎭轅堺)という廟。 2つの廟は対(つい)の関係なのでしょうか。 パンフレットを見ると、どちらも1748年の清代に建てられた廟なので 昔からこの街道と共にここに存在していたのでしょうね。 廟の脇道、ちょっと雰囲気がありますね・・・ 一見何てことのない小径なのですが 清の乾隆帝の時代には大北門と小北門から府城に入る際には 必ず通らざるを得なかった重要な道の一つだったとか。(最後に紹介した本に書いてありました) この通りではバロック調の建物や素敵な日本家屋も見かけることが出来ました 清代の建物は時の流れを感じさせながらもペイントして保っている物も多く 朽ちた古い建物も所々で見られました。 今でも使われている家の木造の建具や扉を見ては立ち止まり 朝の静かなこの通りを一人でゆっくりと歩いたとき、 ちょっと歴史の息吹を感じることが出来ました この古い道から一歩外の大きな道路に出ると、やはり時代の流れを感じます ここで見かけた古い時代の建物は 人によってはただ単にボロボロの建物・・・に見えるだけかもしれません この通りは決して観光地化されていないし 今もなお、人々がそこで生活をしているのが台湾の古い建物の特徴だと思える。 そんな感じがこれまた本当に良いな~と思うのであります。 私は台湾に行ったことの無い頃からアンティークのチャイナ家具が好きで 今でも大切にしているのですが こういう家具がその時代に置かれていたお家は どんな感じの建物なのだろうとずっと思っていました。 今回歩いた通りには、まさにそんな建物が残る場所だったのだと思います。 そんな家具への想いもあって、とても心に残る街歩きになりました。 この通りの周辺や近くにも古い時代の廟や古跡、古道が幾つかありますが 今回はこれで帰ろう、またいつか来るときの楽しみにしておこう~。 これは帰る途中に見かけた廟 建物の谷間の小さな廟なので屋根の装飾も間近に見れていい感じ。 このようにその辺の街角にある廟でも 妙にオーラがあり気になるな~なんて廟もあったり 立ち寄ったら明の時代に建てられたものだったり・・・と ガイドブックには載っていないけど、小さくても古かったり 素晴らしい廟や寺が幾つもあり 今回の旅で台南の古い街並みや歴史に、とても興味を持つようになりました この街道のことはこの本にも詳しく載っています ![]() 台南 読んで感動!こんな本に出会いたかった。 この本を読んだら、また台南に行きたくなりますよ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/02/27 08:19:36 PM
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