『うちのパパが言うことには』重松清
『うちのパパが言うことには』重松清著者2作目のエッセイだそうです。重松清のエッセイを読むのは初めてです。「1970年代の少年」が、アラフォーになって思うことがつづられています。ほとんど同年代の私は、つまり「1970年代の少女」ですね。同じような未来を頭に描いていたしノストラダムスの大予言もまだこれから起こりうることとして話題にしていたし大阪の万博は、小さかったから少しも記憶にはないけれど、エキスポランドは小さい時は家族と、ちょっと大きくなってからは友だちと行きました。そのエキスポランドも事故のあと閉鎖されたし横浜じゃないけど関西にもあるドリームと名のつく遊園地は、長男が幼稚園で遠足に行った次の年には閉鎖されました。時の流れとともに記憶だけになっていく昭和を、やっぱり懐かしむ40代の仲間として、しみじみと読み終えました。【送料無料】うちのパパが言うことには