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テーマ:暮らしを楽しむ(388209)
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万年筆との最初の出会いは、10代の初めの頃。
一つ上の従姉が、何かのお祝いだったかでプレゼントされた万年筆を見せてもらって、万年筆=大人な感じがとても羨ましかったんですよね(笑)。 スラスラと書ける(従姉がまた字も絵も上手だったものあるけれど)万年筆ってなんて素敵なの。わたしも欲しい!って駄々をこねた記憶があります。 あまり羨ましがるものだから、身近な大人(母だったか叔母だったか)が、昔自分が使っていた万年筆をお下がりにくれたんですね。 母もそうだけれど、私たちの親世代は万年筆を日常的に使っていたのでしょうね。 母の料理ノートも万年筆で書かれていて中々味がっていいもので、今でも実家に行くと見せてもらっているけれど、調理中に確認したのか水で滲んだ後も万年筆で書いた感たっぷり。 話を戻して、そのお下がりの万年筆は残念ながら今はもう手元にありません・・(捨てちゃったのでしょう。おそらく)。 吸引式だったその万年筆に早速父にインクを入れてもらったのだけれど、使い手の私が未熟だったのもあって、中々うまく字を書くことができず、途中で途切れてケケケッ状態。 父に見てもらってもなかなか改善されず、もしかしたら詰まっていたのかな。今にして思うと…。 もう少し私に知恵がまわったなら、大きな文具屋さんに相談するとか思いついたのだろうか。 サーモンピンクでペン先が金だったあの万年筆。 ペン先の太さがかなり極細。今持っていたらどうにか修理してもらって使いたかった…。と思うと少し残念です。 書き味以上に、とても大切な思い入れのあるものだったと思うから。 そんなこともわからない10代の幼い私は、万年筆を捨ててしまったか、失くしてしまったのですよね。 正直、その後暫くは、万年筆の印象があまりよくなくって、まったく興味が持てなかったんですけれどね。 次に万年筆に出会ったのが、20代に旅先で見つけたLe Petit Princeの万年筆だったんです。 書き味も抜群です。 パーカーの商品で、残念ながら今は廃盤。 フランス語の勉強も日記もこの万年筆で書いているけれど、サラサラと実に書きやすい。 万年筆は、書き手の癖が出てくるのだととか…。何だかいいですよね。 育てているような気がする。と感じつつ、こちらが成長させてもらってるのかな。 万年筆は、書く以上に心を豊かに穏やかにしてくれる何かがあるみたいです。 そして最近、久々に気になる万年筆を見つけてしまいました。 人生3本目となるか。 この記事はまた別の機会にでも。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 21, 2016 12:35:40 PM
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