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テーマ:猫のいる生活(138423)
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1990年代に日本のLUXのTV CMに登場してたガブリエル・アンウォーと云う女優さん。
お母さんはイギリス人ですが、お父さんはインド系の編集技師です。 名優アル・パチーノが盲目の退役軍人を演じた映画「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」。 この作品でアル・パチーノは、まったく瞳を動かさないスゴイ演技でアカデミー主演男優賞を受賞してます。 ガブリエル・アンウォーが演じてるドナと云う女性が醸してる、アメリカの自然原料によるハンドメイドソープメーカー「オグリビーシスターズ」石鹸の香り。 そして元中佐がニューヨーク行きの飛行機に乗ったとき、CAがつけてた「フローリス」と云うイギリス王室ご用達のコロンの香り。 元中佐が立ち寄った兄宅で嗅いだ甥の妻が身つけてたゲランの「ミツコ」の香り。 元中佐に声をかけてきた女性教諭がつけてたフランス キャロンの香水「フルール・ドゥ・ロカーユ」の香り。 私は香水の香り(それも強烈なの)があまり好きぢゃないですが、女性から石鹸の香りがほのかに漂ってくるって清潔感もあっていいですね。 さて映画「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」でアル・パチーノとガブリエル・アンウォーがからむとても有名なシーンがあります。 タンゴの名曲「ポル・ウナ・カベサ」を背景にふたりがタンゴを踊るシーンです。 最初はうまく踊れなくて失敗するのが心配なガブリエル・アンウォーをなかば強制的に踊りに誘うアル・パチーノ。 最初はぎこちない踊りのガブリエル・アンウォーでしたが、しだいにこの陶酔的なタンゴに魅了されて踊りを楽しみます。 The Tango - Scent of a Woman 彼らが踊った曲「ポル・ウナ・カベサ」は不世出のタンゴ歌手で俳優としても有名なアルゼンチンのカルロス・ガルデルが1935年の映画「タンゴ・バー」の挿入歌として作曲したものですね。 この曲はガルデルの相棒、ギタリストのアルフレード・レ・ペラの歌詞がついてます。 ガルデルとアルフレード・レ・ペラの最後は悲惨なものでした。 1935年、ニューヨークで映画撮影終えたガルデル一行は、ニューヨークからコロンビアに飛んで、そこからアルゼンチンへと帰ろうとしてたのですが... コロンビアのメデリン空港から飛び立とうとした飛行機が離陸に失敗。 墜落して炎上してしまったのです。 こうしてガルデルとアルフレード・レ・ペラは亡くなってしまいました。 タンゴを始め、ボサノバ、サルサと中南米の曲はどれも魅力に溢れたのが多いですね。 とりわけタンゴは、歯切れの良い独特のリズムと哀愁漂うメロディが魅力的です。 タンゴはアルゼンチン発祥の音楽と思われがちですが、もともとは18世紀にイベリア半島で生まれたダンス曲の一種です。 そのタンゴは大きくわけてアルゼンチン・タンゴとコンチネンタル・タンゴがありますが、ともに違った味わいがありますね。 では、最後にあまりにも有名な、ピアソラの「リベルタンゴ」をお送りしましょう。 「リベルタンゴ」、それまでのタンゴとはかけ離れた攻撃的な激しさが魅力の曲。 リベルタンゴと云うとクロアチアのチェロ奏者ステパン・ハウザーですね。 ハウザーと共演するのはラトビアのアコーディオン奏者クセーニャ・シドロワ。 シドロワは演奏中の顔芸でも有名で、ふたりの息のあった演奏は絶品です。 HAUSER & Ksenija Sidorova - Libertango お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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