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テーマ:猫のいる生活(138409)
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ヨメはあした日曜日に退院の運びとなりました。
もうエレベーターで院内のコンビニにも自由に行けるほど回復してます。 血中酸素濃度は92~3程度ですが、片肺だとこんなモンでしょう。 前回の肺炎とあわせて約1ヶ月の入院だったので、筋力の衰えがハンパないでしょうから、退院したら様子を見ながら有酸素運動を徐々に始めていかなければなりません。 そりゃあお分かりですよね。 ビートルズです。 ビートルズがデビューした1962年にEMI(アビー・ロード・スタジオ)で彼らのオーディションがおこなわれましたが、これに先立ち同年、デッカ・レコードのオーディションも受けてました。 しかしデッカのオーディションは不合格となり、EMIのオーディションでやっと合格を勝ち取ったのですね。 このふたつのオーディションで歌った共通の曲があります。 それは...「ベサメ・ムーチョ」です! ベサメ・ムーチョはメキシコの女性作曲家コンスエロ・ベラスケスが17歳のときに作曲したスペイン語曲です。 ビートルズがスペイン語で歌った!? いやいや、ベサメ・ムーチョは1940年に作曲された曲ですが、翌年にアメリカの作曲家サニー・スカイラーによって英語詞が付けられてます。 なので、ビートルズが歌ったのは英語版の方です。 エルヴィス・プレスリーなんかも同じ曲をレコーディングしてますが、やはり英語歌詞の方ですね。 The Beatles - Besame Mucho (2023 Stereo Remaster) コンスエロ・ベラスケスの作曲したオリジナルのベサメ・ムーチョの歌詞には「もっとキスして。今夜がふたりにとって最後の夜だと思って」ってフレーズがありますが、作曲当時のベラスケスはまだキスの経験がなかったそうです(笑) ベラスケスには、他にナット・キング・コールの歌で有名な「カチート」の作曲もあります。 原曲はスペイン語だったベサメ・ムーチョ。 やはりこの曲はスペイン語で歌ってる方が情緒があっていいですね。 スペイン語と英語、どこが違うんでしょう? ロックやポップスみたいにストレートな曲は英語の方が理解しやすくっていいのにねぇ。 と、云っても私がスペイン語を学んだ経験がまったく無いから云えるのかも知れません。 スペイン語を公用語としている国と地域の数は21以上あり、世界で英語、フランス語、アラビア語に次ぐ4番目に多くの国で使われてる言語です。 スペインを始めブラジルを除く(ブラジルはポルトガル語)中南米18カ国、北米はメキシコの1カ国、アフリカは赤道ギニアと西サハラの2カ国が公用語にしてます。 スペイン語と日本語を見比べてみると、なんと云っても似ているのが「発音」。 両者とも母音は「a、e、i、o、u」の5つで、子音と母音の組合せで発音します。 なので、子音の発音の仕方を覚えれば、母音は同じですからローマ字読みができるため、スペイン語を発音することができるのですね。 また、スペイン語は主語が場合によっては必要ではないことも、日本語と似ています。 なので私が大学に通ってたときでも、同級生で第2外国語にスペイン語を選択した人は楽だと云ってました。 ちなみにスペイン南部のアンダルシアを中心に踊られてるフラメンコ、スペインに次いで世界で最もフラメンコ人口の多い国は、なんと日本です! どの言語でもご同様に、おなじ言葉でも話す地域によって違うのはスペイン語でも同じ。 本国スペインのカスティーリャ系スペイン語とメキシコ系など他国のスペイン語の語彙には明らかな違いがあります。 例えば「ボールペン」、スペインでは「bolígrafo」ですが、南米チリでは「lápiz pasta」と呼ばれ、メキシコでは「pluma」、さらにアルゼンチンでは「lapicera」と呼ばれるなど国によって単語が違うのですね。 これは、英語でもアメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語でそれぞれ違うのと同じです。 よく云われるのは、ラテンアメリカのスペイン語に慣れてしまうと、スペインのスペイン語で話すことはなかなか難しくなるそうです。 さて、お話しを「ベサメ・ムーチョ」に戻すと、なぜこの曲が英語よりスペイン語の方が心に沁みるかと云うと、単に歌詞だけでなく作曲家の人生や文化背景が影響してるのでしょうね。 もし、この曲がアメリカ人やイギリス人が作曲してたら、スペイン語より英語のほうがシックリくるように思います。 たかが音楽ですが、その背景に作った人が歩んできた文化が必ず見え隠れしてるように感じるのです。 それでは最後にアラナ・ユーバックと云うアメリカ人ですが、お父さんはプエルトリコ、お母さんはメキシコ出身の歌手の「ベサメ・ムーチョ」を。 Alanna & These Fine Gentlemen - Besame Mucho お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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