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July 21, 2009
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カテゴリ:その他

ミナ シンパイシテル.スグ モドレ.カイヌシ ヨリ


  さて、昨日の前半に引き続き、後半です。^^
  7/22の午前中にはUPの予定でしたが、午後になっちゃいました。(>_<)
  午前中は思いもよらず、家の庭からきれいな皆既日食が観れて、急遽観測を始めちゃったり、
  庭で飼っている亀が行方不明になったりと、のどかにバタバタ。ダッシュ歩く人

  亀は今も行方不明のまま。ミシシッピアカミミガメと言って、
  全体的に緑色ですが、耳のあたりに赤い点がある亀です。
  甲羅は長い部分で直径10cmくらいかな?
  (亀の甲羅って楕円なんだけど、楕円の場合も直径とか半径って言うの?)
  見かけた方はご一報を。
  (ついでに楕円の直径や半径にあたる部分をなんと言うのかご存じの方もご一報を。^^;)

  さて、今回は一気に二つの記事をUPしてますので、
  一つ目の記事(前半)も読んでいただけると嬉しいです。
  が、読まなくても何の問題もないと思われますので、興味のない方は飛ばしちゃってOKです。^^;
  (前半の内容は、前々回の「コメントいただいて気付いたこと」の補足みたいなモンです)

  私の実の父が他界して、二年半近く経ちました。
  家族全員が見守る中で、父は息を引き取りました。
  生まれて初めて、命の最期に立ち会った瞬間でした。

  それはあまりにもあっけなく、あまりにも自然なことで、あまりにも簡単なこと…
  父が逝くのを、なす術もなく見守ることしかできなかった私。
  七十過ぎまで生きてきた父の人生は、
  平凡で取り立てて語るようなドラマティックなものではないけれど、
  それでも七十数年という歳月は、ちょっとやそっとじゃ語りつくせないのに、
  そんなことなどお構いなしに、死はほんの一瞬の出来事のように感じました。

  そうか、死ぬってこういうことなんだ…
  頭で何となく思い描いていたというか、イメージしていたそれとは、何かが違う…。
  残された私たち家族にとって、それはとても重いものではあるけれど、
  「死」そのものは吹けば飛んでしまうような軽さで、スーっと通り過ぎたような気がしました。

  なんで? これだけ? 色々考え、感じながら、懸命に生きてきた人生が、
  こんな簡単に閉じられてしまうものなの?
  父のベッドを囲んで涙する私たち家族は、傍から見たら映画やドラマの
  ワンシーンのようにも見えたかもしれない。
  けれど実際、少なくとも私は、映画やドラマで見てきたそれとは、
  まるでかけ離れた“軽さ”や“簡単さ”を私は感じました。

  だからこそ、余計にショックだったんです。
  私は悲しい、寂しい、悔しい、けれどそれは現実にはあまりにあっけなくて…。

  「poincare」最終話を書き上げる前に、k_aoiさんのブログに次のようなコメントを書きました。

     父の最期を自分の目で看取ってから、説明はできないんだけど、
     死ぬってこういうことなんだ、と初めて頭が納得した。
     あの時の独特の感覚は今も私にこびりついて離れないまま。
     それがなかったら「poincare」はもっと違った物語だった。
     何でも文字に変換することで、これまで割とスッキリしてたから、
     今回も書き上げたらスッキリするかな? と思ってたけど、
     そうでもないみたい。^^;
     この感覚はきっと、もう私の一部なんだなぁ…と。
     それならそれで大切にしていこうと思う、最終話前なのでした。(*^^)v


  このコメント、自分の感覚が素直に書けたような気がして、
  書き込んだ後でコピーして、テキスト保存してたのですが、
  なんか今読むと、何言ってるんだか良く分からない部分も多いような…雫
  でもここに書いた通り、
  父を亡くした時の「独特の感覚は今も私にこびりついて離れないまま。」なんです。
  もし最期を看取ることがなければ、この感覚はなかったかもしれない…。

  人によって、この感覚もそれぞれ違うものなんだろうけれど、私はこんなふうに感じました。
  「死」による永遠のお別れは、簡単に乗り越えられるようなものじゃない。
  悲しくて、なかなか受け入れられるものじゃない。
  けれど、「死」は必ず誰もが迎えるもの。とても自然なこと。
  もっと言えば、お別れは悲しく辛いものだけれど、「死」そのものは何も特別なものじゃない。
  この世界の中の、一つの自然現象でしかない。

  父が亡くなる前から、そんなの当たり前のことと、頭では分かっているつもりでしたが、
  実際に父が亡くなる瞬間に立ち会ってからは、
  かなりリアルな感覚として私の中にこびりついている感じです。

  亡くなるということは、残された者にとって悲しく、辛いことではあるけれど、
  「死」そのものは不幸とか、幸福とか、そういうものじゃない。  
  そういう感覚が生まれた私は、紗英を最後に死なせないで命が助かる方向で書いてしまうと、
  何となく「死」を否定しているような感じになってしまって、
  「死」を先延ばしにしたい、という気持ちと、じゃあ死に逝く人は不幸なの?というのと
  何だか自分の中でも色々絡み合って、最終話を書くにあたって行き詰まってしまいました。

  それで最終的には、あれこれ考えずに最初に思いついたままの展開で書くことにしました。
  最後の病室でのシーンは、想像というよりもほとんど現実。
  父の最後を思い出しながら、できるだけ忠実に、あるがままに書くことだけを意識しました。

  なので、「poincare」の最終話にitchannさんが寄せてくれたコメントがとても嬉しかった…四つ葉

     紗英の命の消えゆく様、、、まるで花が散っていくような印象を持ちました。
                                 (March 20, 2009 11:56:18)

  ああ、そうよ、それよ、それ。命が消えてゆく様は、まさに花が散っていくような感じ。
  花が散りゆくさまをイメージして書いた訳ではありませんが、
  私が書きたかった「最後の瞬間」は、そんな感じのするものでした。


  と、ここまで書いて、あらら~な事態が…。
  この続きがまだあるのですが、字数制限に引っ掛かってしまいました雫
  ので、この続きは<後半の続き>ということでさらにUPします。(^w^;)





    本文の中でご本人に確認なしで、ハンドルネームからブログ等に
    勝手にリンクさせてもらってる箇所があります。
    事後報告させていただこうと思ってますが、間に合わなかった場合、
    もし差支えがある場合はリンクを外しますので、
    コメントでもメールでもご一報ください。
    多分、今後もそんなことがあると思いますので、あらかじめご了承くださいませ。^^;


  
○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○


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Happy!

この記事は日付が「July 21, 2009」ですが、実際には7/22に書いてます。
二日続けて記事UP…というのはこのブログ初の快挙きらきら
しかも今日はこの続きをさらにUPします。
一日に二つの記事をUPするのも、
このブログ始まって以来の快挙です。笑(ノ≧∀≦)ノ


  
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Last updated  July 22, 2009 04:37:34 PM
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