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テーマ:子供の怪我(103)
カテゴリ:子はる
長い間お休みしていたブログです やっと更新することが出来ました 今まで何してたのか? 実はとんでもない出来事があったんですよね… 去る9月20日が子はるの運命の日となってしまいました 毎週、土曜日は朝から子はるのスイミング教室です 充実した時間を過ごして帰宅 遊びに出かける準備をしていた時のことでした 洗面所にいた私の耳にバタッ!っと激しく倒れる音が聞こえました 廊下を覗くと子はるが倒れてたんです 一瞬、思ったのはまた廊下で滑ってこけたな~ってなくらいだったんだけど どうも様子がおかしい 駆け寄ると子はるの手には竹の耳かきがっ そして子はるは『目が回って立てない。。。』と泣きだしてしまって… コレはやばいんでないか!?ってちょっと焦った私は 子はるに『耳が痛いの?』って聞いたんだけど、返事があやふやでした でも、耳から微量の出血を確認したのですぐ近くの病院へ 車の中で気持ちが悪いといって嘔吐が始まりました 最初思ってたのは耳かきで奥を突いて傷がついただけかな?だった だけど、病院へ着くころには私の頭は真っ白に… 何も考えられないまま救急で診察してもらったところ 先生の診立ては『鼓膜が破れている』 それだけでなく『外傷性リンパ漏』というものでした 外傷性リンパ漏と聞いても馴染みがなく 鼓膜が破れたっていう方が私には怖かったんですよね で、『治るんですよね?』って聞いたところ 「鼓膜は治ります。ただ、リンパ漏の方は当院では治療できません」とのことでした まず、大きな病院へ転院しなければならないこと もしかすると緊急手術の可能性があること そして…耳が聞こえなくなるかもしれないこと その後、リンパ漏についての説明が始まったのだけど 理解するよりも前に背筋が寒くなって震えが止まりませんでした 転院先を決めるにあたって医大をお願いしました なぜなら子はるがそこで生まれたから 未熟児で生まれた子はるにはもともと聴力に不安が残ってたんです それらの生まれてからのカルテが残っているわけなんですよね それで先生に医大に連絡を取ってもらったんだけど 手応えは悪くて、、、 「診るだけなら診てあげるけど、ベッドに空きが無いから入院は他所で」と言われました 入院が他所になっても、初期検査は設備の整った医大だし そこからの紹介状を持っての転院の方が安心かな?って思ったので それを了承して医大へ行くことにしました 医大に着いて当直の先生が最初に口にしたのは 「耳かきで付いたって?痛いことせんからちょっとじっとして!」 と、ちょっとばかしぞんざいな口調でした 正直、内心ムッとしましたよ~ 気持ち悪くてしんどいのを我慢してる子供にそこまでキツイ言い方しなくても!ってね? でも、中を見て先生の態度が変わったんです 私にはそう見えました その後、いろいろ検査をしていく途中から先生の数が増殖… まぁ、医大ってそういう所なんだよね 珍しいケースやちょっとお勉強の資料になりそうになるとわらわら寄ってきます(;^_^A アセアセ・・・ 一通りの検査・診察が終わった後 「ベッドはどうにか確保します。こちらで最後まで診させてもらいます」だった 結局、数日間は個室しか取れないってことだったんだけど 私も泊り込むことになるからその方が都合が良かったんですよね、結果。 その後は小児科病棟へ入れるかもってことだったのでちょっとほっとできました まず、耳から鼓膜までを外耳と言います 鼓膜の奥が中耳、中耳の奥には三半規管や蝸牛といった器官の内耳があります 子はるの耳は、耳かきで鼓膜を突き破り内耳を損傷してました 内耳の中にはいろいろな神経を守るためのリンパ液があります 子はるはそれが漏れてる状態だったんですよね そしてCTでスキャンした結果、鼓膜から内耳に音を伝えるための骨が離断してました 治療方法としてはリンパ液の漏れを止めるためにステロイド系の点滴を1週間 そして、めまいや吐き気が止まるかどうか様子を見ます それで止まらなければ手術して漏れているところを塞ぐとのことでした 幸い、子はるの場合は手術にはいたらず9日間の入院で終わりました ただ退院できた、といっても治った訳ではなくて それ以上、治療の仕様が無かったんですよね 後は安静にして過ごし、少しずつもとの生活に戻って様子を見るだけだったんです 怪我をしてから1ヶ月が過ぎた今、子はるは前と同じ生活に戻りました 習い事に関してはスイミングはとりあえず退会、新体操は11月から復帰の予定です ピアノはすでに再開していただき、ただ今発表会に向けての練習に入りました 退院後に2回、診察を受けたのですが まだこの先どうなるか見通しは立っていません 12月に再度CT検査を受けるのですが、聴力の回復の見込みがあれば手術 なければ、このまま…とのことでした とりあえず、このまま… 今の子はるは右耳の聴力は通常の10分の1 左耳が健常だったので、日常生活に差し障りは出ていないようです 本人も痛みや不自由を感じてるわけでもないようで 元気一杯、学校生活を楽しんでくれています ほんの一瞬の出来事でした この日まで子はるが一人ででも耳かきを使ってるのを知らなかった いつもは私やお父さんの傍でしていたから。。 私達の膝に頭を乗せて、していたはずなのに 耳かきをしながら廊下に出ようとしてドアにひじが当たったようです その反動で奥まで刺さってしまい、三半規管へのダメージで転倒 長い物を持って歩いてはいけない 刺さるんだよ、危ないんだよ ずっとずっとずっと、何度も何度も注意してました 目を離してはいけなかったのか? 7歳、、 もう7歳 まだ7歳 取り返しのつかない失敗 悔やむ気持ちはどこにぶつけたらいいのかわからない 私が泣いてしまった時、子はるが泣きました 『お母さん、ごめんなさい』 言いつけを、約束を守らなかった自分が悪かったのだと… そう言って泣くんです 子供の前で泣いちゃいけないってわかってたのに 弱い自分が悔しかったです 耳かきを手の届くところにおいていた 何でも自分でしたがる子だと知っていたのにね 解っていてちゃんと守ってあげれなかった自分が悔しかったです 不運な悲しい事故 『事故』ってたった一言のこの言葉は こんなにもやりきれないものなんだ CTの写真を見せてもらった 子はるが突いた傷のあと少し先は『脳』 倒れた拍子に階段の角で頭を打ってもおかしくない場所 紙一重で子はるは運が良かったのかな? 不幸中の幸いなんだよ そう思い、これから頑張っていきます まだまだ希望はあるんだし 今のままでも10分の1は聞こえてる この幸運に感謝しなくては、、 たくさんの人に本当に心配をかけてしまいました 叱咤激励していただいて、支えていただきました 子はるの入院中、たくさんのお友達・ママ友さんからメールをもらいました 嬉しかったです 心細さがなくなりました 涙が止まりました みんなへの報告をしているうちに冷静になれました 自分を取り戻せました 容態が安定して、体が楽になった頃 子はるは 「怪我をしたのは悲しかったけど、みんなの優しい気持ちが嬉しくて幸せ~♪」 なんて事を言うてました(^▽^;) 心配かけちゃってごめんなさい 泣かせてしまってごめんなさい 迷惑かけちゃってごめんなさい 何よりも、、、 心からありがとう この先、嬉しい報告を出来たらいいなって思います 本当にありがとう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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