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テーマ:子供の怪我(103)
カテゴリ:子はる
ご無沙汰してます! たくさんの人にご心配をおかけしましたが 退院後の生活も落ち着いてきたので、子はるの手術の報告と結果報告です 去年秋、耳かきで突いてしまい鼓膜を突き破り内耳まで損傷した子はる 半年経って手術を受ける事を決め、今月9日に手術を無事に終えました 耳の構造を簡単に説明すると外側から「外耳」「中耳」「内耳」となってます 鼓膜の内側が中耳、そして鼓膜に響いた音を伝えるために内耳に繋がる 「耳小骨」という3つ連なった小さな骨があります 子はるは耳かきで突いてしまった時に、この耳小骨をひっかけてしまってたんです そのせいで内耳にも損傷を受け、内耳の中に詰まってるリンパ液が漏れだしてました 去年はステロイド系の点滴を使用してリンパが漏れた内耳の中の神経を保護しつつ 自然と傷がふさがるのを待ち、経過を見ていたのですが 思ってたよりも聴力が戻らず今回の手術にいたりました 子はるが受けた手術は『外傷性耳小骨離断再建術』という術式 歪んでずれてしまった骨を繋ぎなおす事で、音の伝わりをよくしようというものです ただ、なにぶん小さな骨なのでCTで確認仕切れない部分もあって 手術して、開けてみないと何が出来るかわからないというものでした なので手術の一番の目的は中がどのような状態になってるのかを確認する事! さてさて、手術の結果ですが。。。 1時に部屋を出て4時半過ぎには戻ってきたんですよね これって、早いっ早すぎるっ!! 術後、エレベーターから降りてくる時の先生の表情も曇ってて その時点でなんとなく答えがわかってしまったかも 手術の説明をするからと入った部屋で開口一番 『あんなにひどい状態とは思ってなかった…』 先生が言うには耳小骨の3つ目、内耳にくっついてる一番小さな骨が 内耳にどっぷりとはまり込んでいるとの事でした はまっていても1/3くらいと予想を大きく外し3/4までも食い込んでいたみたい これを無理に戻そうとすると、内耳にまた穴が開くような感じになって ヘタすると内耳そのものを破壊しちゃう結果も… そのために今回の手術では 「去年、怪我を負った際に出来た瘢痕組織などを 骨の動きを少しでもスムーズにするために除去しておきました」 というものに終わりました 言い返せば、何も出来なかったということだね ただ、先生が驚いてたこともありました それほど深くはまり込んだ骨がちゃんと音を伝える役目を果たしているのだそうです 外れて、歪んだ形で定着ししまった3つの骨 隙間を埋めるような形で盛り上がった瘢痕組織が音を伝える役目も果たしており 正常値には遠くとも、耳としての機能はそれなりに果たせてるとの事でした 今回の手術で音を伝える動きがスムーズになれば ほんの少しでも聴力があがるのでは?との期待もあります 手のつけようが無かったとの事で、あまり深くまで触らずに済んだおかげか 術後の回復も早く、精神的なダメージも少なくすみました 退院を待つまでの数日間、すっかり元気になった子はるは病棟の中を徘徊し 暇だ~暇だ~ってぼやいてました(*^.^*)エヘッ この先、子はるが大人になるころにはもっと医学が進歩して 治せることもあるかもしれない、、、無いかもしれないけど… でも自分の耳の中がどんな状態になっているかを ちゃんと知っておく事ができるって大切だと思うのね 痛い思いさせて、治してあげる事も出来なかったけれど でも結果、後悔はしてませんよ 手術は受けて良かったって思う まだまだ成長過程の子はる 耳だって今の状況に適応してそれなりに進化もしてくれそう 完全に諦めるのはまだ早いでしょ? 子供の持つ自己治癒力の力を信じていこうって思います 幸いにも左耳は健常なので、日常生活に不自由はないです どちらかと言うと右耳を補うべく発達してるのか、左耳はよく聞こえるそうです 夏休みも始まったばかり! なにかと思い出深い夏になりそうですo(*^▽^*)o~♪ ずっと気にしてくれてる方々、手術の結末はこんな感じになりました♪ でも、子はるもあたしも元気です やれるだけの事は精一杯頑張ってきました あとは自然の流れに任せて、可能性を信じてやっていきます 子はるの未来はまだまだこれから!でしょ?o(*^▽^*)o~♪ 傷の経過がよければあと数回の診察で治療は終わりになります これまで数々の暖かい言葉をありがとうございました これから先はまた、元気な子はるの成長をお伝えしていきたいです 夏真っ盛り!皆さんも体に気をつけてね~(*^0^*)ノ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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