テーマ:映画鑑賞(880)
カテゴリ:い
製作国 日本
製作年 2006年 時間 135分 監督 市川崑 出演 石坂浩二/松嶋菜々子 尾上菊之助/富司純子 松坂慶子/萬田久子 葛山信吾/池内万作 中村敦夫/仲代達矢 1976年に公開された横溝正史原作の傑作ミステリーを忠実にリメイクした作品。 金田一耕助役は30年前と同様、石坂浩二が演じる。 犬神一族の総帥・犬神佐兵衛の死去に伴い、一族が集まる中で遺言状が公開される。 しかしそこには親族ではない珠世に全財産が譲るとの記載がされていた。 それを機に一族の争いは連続殺人事件となっていく・・・。 ストーリー構成は30年前とほとんど同じで新奇性はないものの、却って安心してストーリーや謎解きに集中できてよかった。 (すでに犯人は知っているので、犯罪を検証するような気持ちで観れた) ただなんで今、同じ監督で同じストーリー構成のリメイクを作るのか?は疑問であるが。 俳優陣はベテラン・演技派を取り揃え重厚な雰囲気を醸し出しながら、犬神家を離れた宿屋のシーンには三谷幸喜や林家木久蔵を配し、おどろおどろしい物語をひととき和ませている。 存在感のある松坂慶子や、美しいながらも凛とした女性を演じた松嶋菜々子の演技も光った。 ただし30年前の作品の何か暗く異様な雰囲気さがかなり薄らいでいる感じはした。逆に最新の映像技術でリアルに表現できるだろう生首や湖での逆立ち死体はむしろ30年前と変わらず、作り物っぽさが目立った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.09.23 16:34:05
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