テーマ:映画鑑賞(880)
カテゴリ:ほ
製作国 アメリカ
製作年 2006年 時間 120分 監督 エミリオ・エステヴェス 出演 アンソニー・ホプキンス デミ・ムーア シャロン・ストーン リンジー・ローハン イライジャ・ウッド 遊説先のLA、アンバサダーホテルでロバート・F・ケネディが暗殺される1968年6月5日に、ホテルに居合わせた宿泊客や従業員、選挙スタッフらが織りなす人間模様を描いた群像劇。 残業を強制され野球観戦の断念を余儀なくされた厨房のメキシコ系スタッフ、ベトナム派遣を回避するため結婚する男女、宿泊者の悩みを聞くホテル支配人の妻でもある美容師、人種差別がもとでクビになったキッチンマネージャーなど当日ホテルに居合わせた人々はそれぞれ事情を抱えていたが、皆ボビーが大統領になれば未来は明るいという希望を持っていた・・・。 いわゆる「グランドホテル形式」と呼ばれる群像劇。最近この手の映画が増えており、2006年にアカデミー作品賞を獲得した「クラッシュ」もこの形式。本作とジャンルは異なるが、三谷幸喜の「THE 有頂天ホテル」もこの形式といえる。 この形式の妙は、全く独立したエピソードが同時進行しながら、そのエピソードが微妙に絡み合うところであろう。そしてそのエピソードが共通した場所・目的で進行すること。本作でいえば、場所はアンバサダーホテルであり、最終的にロバート・ケネディ暗殺事件に遭遇するという点であろう。 それぞれのエピソードには個人的な問題に留まらず、当時のアメリカの抱える問題が凝縮されており、その象徴として随所にベトナム戦争の映像が織り込まれている。 エピソードが盛り沢山な分、一つ一つについては深く入り込んでない点がやや不満。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.09.24 20:00:06
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