テーマ:映画鑑賞(880)
カテゴリ:ち
製作国 日本
製作年 2006年 時間 119分 監督 五十嵐匠 出演 松田龍平/山下徹大 北村有起哉/三浦アキフミ 前田倫良/寺島進 原田大二郎/泉谷しげる 榎木孝明 近代日本の発展に尽力した山尾庸三ら長州藩士5人(いわゆる長州5傑)の奮闘を描く。 黒船来航から10年、佐久間象山の教えに感化された志道聞多の誘いにより、山尾は幕府の禁を破って英国に渡航する決意をする。さらに伊藤俊輔、野村弥吉、遠藤謹助の3人も加わり、いざ英国へ。 英国に渡った5人は異国の技術に驚愕し文化に戸惑いながらも、造船や鉄道技術を吸収していく・・・。 史実に基づいた内容なので歴史好きには面白いが、歴史に興味がないとあまり特徴のない映画ともいえる。前半は歴史年表の映像化のような感があったが、後半、山尾庸三を中心にストーリーが展開し始めたところからやや人間が描かれているような気がした。 ともかく歴史好きにはお勧め、そうでない方にはチョット・・・です。 本作の中で今回スポットを当てられていた山尾庸三は、のちに日本工学の父と呼ばれた人物で、工部大学校(のちの東京大学工学部、東京芸術大学)の創設者。本作では渡航したイギリスでの聾唖者との交流も描かれているが、日本発の盲聾唖学校の創設者でもある。 ちなみに伊藤俊輔はのちの伊藤博文、志道聞多はのちの井上馨である。 また野村弥吉はのちに日本の鉄道の父と呼ばれた井上勝、遠藤謹助は維新後、造幣局長を務める(大阪造幣局・桜の通り抜けを始めた)人物。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.09.27 09:17:24
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