テーマ:映画鑑賞(880)
カテゴリ:さ
製作国 日本
製作年 2007年 時間 94分 監督 根岸吉太郎 出演 竹内結子/古田新太 松本花奈/ミムラ 鈴木砂羽/トミーズ雅 温水洋一/樹木希林 椎名桔平 芥川賞作家・長嶋有のデビュー作の映画化。内気な少女と男勝りの女性・ヨーコとの交流を描く。 夏休みのある日、母親が家出した薫の家に“ヨーコ”なる女性がやってくる。 快活で男勝りでタバコも吸うこの破天荒な女性は神経質な母親とは正反対の女性だったが、次第に薫はヨーコに魅力を感じ、心を開いていく・・・。 竹内結子が出演する映画・ドラマはほとんど観たことがなかったが、私が抱いていたイメージとは違う役柄を好演していたように思った。 父親が少しヤバイ商売に手を出していたことから、どんな展開になっていくのかちょっとワクワクしながら観ていたが、大きな事件には発展せず、終始ヨーコと薫の交流に主軸をおいた、ほのぼの?とでも言うべきか、嫌な気分にならず最後まで観れたのはとてもよかった。 この夫婦とヨーコとの三角関係には相当の修羅場があったと思うが、詳しくは描かれていない。ラストにちょっと女同士の争いはあるが・・・。そういえば、父親役の古田新太の台詞のなかで、「争うごとや難しいことは嫌いだ」といった内容のものがあったが、その映画自体、難しいことや争いごとがあるにもかかわらず、あえてあまり触れないように感じた。ゆえに最初、ヨーコが登場した際も、父親とヨーコの関係が分からず、もやもやした気持ちで観ていた。 だが結果的に、映画全体としては爽やか感が残る良作となっていたように思う。 薫役の松本花奈も内気な少女を好演しており、ラストの父親との別れのシーンで、内気な少女が精一杯自分の気持ちを表現するかのように父親に頭突きをするところはジーンときた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.04 17:03:54
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