テーマ:映画鑑賞(880)
カテゴリ:あ
製作国 日本
製作年 2005年 時間 122分 監督 堤幸彦 出演 渡辺謙/樋口可南子 坂口憲二/吹石一恵 木梨憲武 第18回山本周五郎賞を受賞した荻原浩の同名小説の映画化。 広告会社の営業部長の雅行は、大きなプロジェクトと娘の結婚を控え忙しい毎日を送っていた。そんなある日、体調不良に襲われたり、ミーティングのスケジュールや部下の名前を忘れるなどの出来事に不安を覚え、妻と共に病院に診察に行く。 診断の結果、「若年性アルツハイマー」と宣告された雅行は絶望感に襲われるも、妻の枝実子とともに病気と闘うことを決意するが・・・。 50歳を前にして不幸にもアルツハイマーを発症した夫と、それを献身的に支える妻の愛のドラマではあるが、それよりもアルツハイマーの恐ろしいさを目の当たりに見せつけられた映画でもあった。 エリートサラリーマンからアルツハイマーを宣告された衝撃、そして次第にアルツハイマーに冒されていく雅行を実に見事に丁寧に演じていた渡辺謙もさすがだったが、映画そのものも非常に丁寧で見ごたえがあった。 治療できるすべのない病気とのことだが、ラストはやはり衝撃的で、とても切なかった。 最近、物忘れをすることが増えた自分にとっても決して他人事ではない、とても考えさせられる映画。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.04 11:02:55
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