テーマ:映画鑑賞(880)
カテゴリ:く
製作国 日本
製作年 2007年 時間 118分 監督 松尾スズキ 出演 内田有紀/宮藤官九郎 蒼井優/りょう 妻夫木聡/大竹しのぶ 松尾スズキの同名小説を自身で監督し映画化。 バツイチのフリーライター明日香は締め切りに追われる毎日を送っていた。ある日、目覚めるとそこは病院の白い部屋で、ベッドに手足を拘束されていた。ナースの江口によると、大量の睡眠薬とアルコールを摂取して昏睡状態となり、精神科の閉鎖病棟に担ぎ込まれたという。原稿の締め切りが気になる明日香は早々退院を申し出るが、あっさり拒絶されて・・・。 精神病院を舞台にした映画で真っ先に頭に浮かぶのはやはり「カッコーの巣の上で」だが、それに比べるとそんなに重くはなく、観易かったというのが最初の感想である。ただ最初は単なるコメディ映画だと思ったが(とはいっても笑いどころ満載でコメディ映画には違いないが・・・)、考えさせられる重い部分と、軽妙なタッチの軽い部分が交互にやってくるという感じだった。 思えば私はほとんどTVドラマは見ないし、映画出演の少ない内田有紀を主演で観たのは今回が初めて。もともとよくは知らない女優だが、何となく抱いていたイメージとは少し違う感じの役どころのように感じた。ただ、彼女的には一種汚れ役ともいえる役どころを体当たりで演技していたようには感じたが、如何せん周りの出演者が個性があり、思うようには目立っていない気もした。特に大竹しのぶは強烈で、名女優というようりもまさに怪優とでもいうような雰囲気を醸し出す女優としてのイメージが定着してきたように思った。蒼井優も複雑な思いを内面に秘めた難しそうな役を静かながら印象深く好演していたように思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.18 13:29:46
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