テーマ:映画鑑賞(880)
カテゴリ:し
製作国 日本
製作年 2005年 時間 101分 監督 下山天 出演 仲間由紀恵/オダギリジョー 黒谷友香/沢尻エリカ 椎名桔平 山田風太郎の「甲賀忍法帖」を原作とする時代劇。 時代は太平の世に向い始めた1614年。それまで忍者の里として勢力を競ってきた伊賀と甲賀は、初代・服部半蔵の定めた掟によって長きに渡って互いに戦うことを禁じられてきた。そういった中で、それぞれの里の跡取りである伊賀の朧と甲賀の弦之介は運命的な出会いをし、恋に落ちる。しかし、徳川家康の命によって、伊賀と甲賀の精鋭5人を戦わせ、その結果によって将軍家の世継ぎを決めることに・・・。 全体的になかなかよいストーリー展開で面白かったが、描き方が多少薄っぺらい感があり、その分感情移入も薄くなった。 そもそも2人が愛し合うところから何も描かれていないので、その後の2人の苦悩もあまり強く伝わってこなかった。 精鋭5人の決闘シーンは結構見ごたえがあったが、誰がどんな忍術の持ち主か、もう少し説明があって、それぞれ5人がもっと入り乱れての戦いであればもっと面白かったように思った(柔道の対抗戦のような戦いを想像していたので・・・・)。 全体的に日本版X-MENといった感じの映画。 朧と弦之介との対決シーンでの結末は切ないながら感情移入できていない分、泣けるシーンとはならなかったが、朧と家康の面会シーンでの朧の身体を張った嘆願には心を打たれた。映画の進行上ではすでに忍者の里に対する攻撃が始まっていたので、もの凄い後味の悪い終わり方が頭をよぎったが、最後はきれいにまとめた感があった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.04 23:50:19
コメント(0) | コメントを書く
[し] カテゴリの最新記事
|