テーマ:映画鑑賞(880)
カテゴリ:あ
製作国 ドイツ/イギリス
製作年 2007年 時間 96分 監督 アラステア・フォザーギル/マーク・リンフィールド 北極から南極まで、地球上で日々起こるドラマを、製作年数5年、撮影日数4500日を費やして捉えたネイチャー・ドキュメンタリー。 50億年前、地球に巨大な隕石が衝突したことで地球の地軸が23.5度傾いてしまう。しかしこの傾きがあったからこそ、地球に四季やさまざまな生物が生まれることになった。そんな地球の美しくも厳しい大自然の中で生き抜く動物たちの姿をありのまま描いていく・・・。 地球、そして自然の美しさを見事な映像美で捉えた作品。しかし、その美しい自然の中で、動物たちは生き抜いていくために過酷な試練と戦っていることも目の当たりにする。そこには自然の摂理とはいながら弱肉強食の世界もあるが、カメラは感情を排除し、ありのままの姿を捉えている。たとえばカリブーの子供を追うオオカミのシーン。なんとかオオカミの魔の手から逃げ切って欲しいと思う一方、オオカミはオオカミで生きていくために必要な狩りであることを考えると、なんともいえない気持ちになった。 これは自然の摂理といえば何とか納得もできるが、やはり納得できないのが人類による環境破壊だろう。近年、環境保全・環境保護の声や意識は高まっているが、想像以上にこの美しい地球を急速に破壊し、人類を含む全ての動物の生命を脅かしていることもこの映画は警鐘を鳴らしている。 己の豊かさと便利さのために環境破壊を続けてきた人類だけができること・・・・それは地球上の生物が共存して生活できる環境を取り戻すために一丸となって本気で環境問題に取り組むことではないだろうか?そんな気持ちにさせる映画です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.11.07 07:39:33
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