テーマ:映画鑑賞(880)
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製作国 アメリカ/イギリス
製作年 2008年 時間 115分 監督 ジャスティン・チャドウィック 出演 ナタリー・ポートマン スカーレット・ヨハンソン エリック・バナ ジム・スタージェス エディ・レッドメイン 16世紀のイングランド。一家の繁栄を望む新興貴族のトーマス・ブーリン卿は、世継ぎに恵まれない英国国王ヘンリー8世の愛人として、聡明な長女アンを差し出すこことにする。しかし、国王の心を捉えたのは、すでに結婚していた次女のメアリーだった。一家は宮中に移り住み、メアリーは王の子を身籠る。一方、プライドを傷つけられたアンは一時フランスに追放されるが、再び呼び戻され、王妃の座を狙って策謀を張り巡らしていく・・・・。 ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンの共演で話題になった作品だが、その話題にそぐわず、時代や男たちの欲望に翻弄される姉妹の苦悩と確執をよく描いていた。また姉妹でありながら、知的で野心家の姉と、心優しく控えめな妹をそれぞれよく演じており、見事な愛憎劇に仕上がっている。ただ女性側はよく描かれているが、国王ヘンリー8世の心変わりの様子があまり描かれていなかったのが少々分かりづらかった。 それにしても姉アンの人生は女性としてはまさに波乱万丈。一介の田舎貴族の娘ながら王妃にまで登りつめ、最後は斬首されるとは! しかしアンの産んだ娘は後に英国繁栄の基礎を築く女王エリザベス1世になるわけだから、歴史は面白い。 男性にとっては歴史映画として楽しめる映画かもしれないが、女性にとってはそういう時代とはいえ、男たちのエゴに憤る映画かもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.02.12 16:53:11
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