テーマ:映画鑑賞(880)
カテゴリ:く
製作国 日本
製作年 2008年 時間 140分 監督 橋口亮輔 出演 木村多江/リリー・フランキー 倍賞美津子/寺島進 安藤玉恵/八嶋智人 寺田農/柄本明 何事にも几帳面な妻の翔子と、法廷画家の夫カナオは、子供を授かった幸せを噛みしめていた。しかしこの幸せな夫婦に突如、悲劇が襲う。初めての子の死によって、翔子は精神的に不安定になり、欝になっていく。そんな翔子を全身で受け止めようとするカナオ。困難に直面しながら、一つづつ二人はその困難を乗り越えていこうとするが・・・・。 この映画で初主演を演じた木村多江は、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ、多くの賞を受賞している。個人的には、今までの木村多江の印象は、清楚、静か、大人しい・・・といったものだったが、本作ではイメージが変わった。 時に激しく、時にきつく、そしていやらしく・・・・、そんな感じの女性。映画自体も冒頭から“夜の生活”に関する生々しい会話が飛び交う。「えっ!そんな映画だったの!?」とチョット驚いたが、観終わってみるとバブル末期からの10年間の主役夫婦の物語を、法廷での裁判と絡めて上手く描いている映画。裁判は、映画の中では名こそ違え、有名な事件ばかりを彷彿させるものであり、この当時の様子が思い浮かんできた。木村多江もよかったが、夫役を演じたリリー・フランキーがすごく自然体で、優しく包み込むような愛情を妻に見せる演技には好感が持てた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.04 23:06:28
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