テーマ:映画鑑賞(880)
カテゴリ:し
製作国 日本
製作年 2008年 時間 93分 監督 中村義洋 出演 堺雅人/鮎川誠 水野美紀/大楠道代 田中あさみ 芥川賞作家の長嶋有の同名小説の映画化。 会社を辞めたばかりの息子は、グラビアカメラマンの父に誘われ、北軽井沢の山荘にやってくる。そして古着のジャージに着がえた二人は、夏の数日間をゆったりと過ごし始める。しかし、息子は無職の上、妻は不倫中。父も破局寸前という危機を迎えていた・・・・。 最近の邦画に多いユルイ系の映画。 これといって事件や特別の出来事は起こらない。親子二人が都会の喧騒を避け、夏の数日間、軽井沢に来て何もしない時間をスローテンポで過ごすというもの。することといったら、買い物に行ったり、薪を割ったり、犬を散歩したり・・・・とホントごく日常的なことばかりで、映画的には実はつまらないはずだが、これがこちらもユルく観ているせいか、BGVのようにごく自然な映像として入り込んでくるから不思議だ。 彼ら二人に問題がないわけではない。二人とも妻との関係は上手くいってない。非常に重大な問題なはずだが、それすら大したことのないように描かれている。 ダサいはずの学校名の入ったジャージ姿ですら、なぜか着てみて田舎でスローライフを過ごしてみたくなるような、そんな思いにさせる映画。 堺雅人と鮎川誠の親子もナイスなキャスティングだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.04 23:22:50
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