テーマ:映画鑑賞(880)
カテゴリ:か
製作国 アメリカ
製作年 1973年 時間 114分 監督 フランシス・フォード・コッポラ 出演 ジーン・ハックマン ジョン・カザール アレン・ガーフィールド フレデリック・フォレスト シンディ・ウィリアムズ プロの盗聴屋のハリー・コイルは、依頼主の注文で、若い男女の会話をテープに収めていた。そしてその会話を収めたテープを依頼主の専務に渡しに行くが不在のため、専務秘書の脅しの言葉を無視して、テープを持ち帰るのだった。そのときの秘書の言葉に疑惑を抱いたハリーはテープを分析し始めたところ、「殺されるかもしれない」という会話を聞き取ることに・・・・。 1974年度のカンヌ映画祭グランプリに輝いた作品。 サスペンス映画なんでしょうけれど、単なるサスペンス映画として観ると案外退屈な映画です。物語りもゆっくり淡々と進むし、思ったような複雑な事件展開もないので、そういう意外な展開を期待してみると期待はずれかもしれません。むしろこの映画は、盗聴という仕事の鉄則である盗聴内容に深入りいないことを冒し、事件を予兆してどんどん想像の世界にのめりこんでいく孤独な男の物語として捉えた方がよいのかもしれません。ついには自分が盗聴されているのではと疑心暗鬼に捕らわれ、部屋の隅々まで盗聴器を捜す姿に現代社会の見えない恐怖を感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.02 11:10:07
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