テーマ:映画鑑賞(880)
カテゴリ:と
製作国 日本
製作年 2006年 時間 114分 監督 渡辺謙作 出演 江口洋介/原田知世 瑛太/菅田俊 飯田孝男/小林麻子 余貴美子/岩松了 舞坂町に住んで1年になる北原修路は、ある日、町の広報誌で舞坂町が隣の森見町と戦争することを知る。しかし、開戦当日を迎えても町の様子は変わらない。ただ広報誌には戦死者の数だけ掲載され、その数は日ごとに増えていくのだった。そんなある日、対森見町戦争推進室の香西と名乗る女性から電話があり、特別偵察業務を引き受けてもらうよう要請があり・・・・。 原作もストーリーも知らずに観たため、何かが原因で隣町同士で対立する話かと思っていたら、本当に隣町同士で戦争するという、ある意味重い内容の作品。それでも初めは戦争とはいえ、「ごっこ」的なものかと楽観視していたが、本当に戦死者が出ているということで尋常ではない作品の様相を呈してくる。しかし、町の風景はのどかで平凡なもの。さらに実際の戦闘シーンは出てこないため、戦時中という実感はない。主人公の北原も、戦時下における特別任務を受けているが、戦争中という実感が持てないまま日々過ごすことになる。 要は、世界のどこかで戦争が行われているにもかかわらず、同じ地球上にいながら日本はそれを実感しないまま日々過ごしているということを皮肉ったものなのか?地球という規模を町レベルに落として、戦争とは何かを日本人に問いかけたような映画だが、何か伝わりにくいような気がした。伝えたいメッセージはわからないでもないが、テーマが大きすぎたのが原因だろうか・・・? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.04 15:40:45
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