テーマ:映画鑑賞(880)
カテゴリ:た
製作国 日本
製作年 2009年 時間 118分 監督 君塚良一 出演 佐藤浩市/志田未来 柳葉敏郎/石田ゆり子 佐々木蔵之助/佐野史郎 木村佳乃 幼い姉妹の殺人事件で未成年の容疑者が逮捕される。そして、その日を境に容疑者の家族の生活は一変する。家族はハイエナのように群がるマスコミの格好の餌食となり、世間から好奇の目で見られる。家族はマスコミや野次馬から守るため警察の保護下におかれることになり、中学生の妹・沙織は刑事の勝浦に任せられるが、勝浦が匿おうとする場所にもマスコミが押しかけ・・・・・。 やや過剰な表現が目立ち、リアリティを若干失わせる部分もあるが、テーマとして「犯罪加害者の家族」に焦点を当てたことは画期的であるし、警察、マスコミ、ネット社会に対する賛否両論はあると思うが、いい意味で問題提起されていると思う。 特に問題の根源はマスコミにあると思われ、過剰な興味本位と商魂逞しいマスコミによって作り上げられていく虚像にはこの映画だけでなく、日常のワイドショーなどでも嫌気が差すことはしばしば。特に自分たちだけが正義だといわんばかりの態度には気分が悪くなる。 それにしても加害者の家族を守るというのは確かに一見おかしな話だが、そういったおかしな状況を作り上げているマスコミには反省してもらいたい。 犯罪加害者の家族に焦点を当てているものの、犯罪被害者の家族の視点もはいっていることは落ち度がなくてとてもよい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.03 06:30:26
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