テーマ:映画鑑賞(880)
カテゴリ:し
製作国 日本
製作年 2009年 時間 202分 監督 若松節朗 出演 渡辺謙/三浦友和 松雪泰子/鈴木京香 石坂浩二/香川照之 西村雅彦/柴俊夫 小林稔侍/加藤剛 国民航空の社員・恩地元は、労働組合委員長を務め会社と激しく対立したことから、報復人事として10年に及ぶ僻地での海外勤務を命じられる。一方、副委員長として共に闘ってきた同期の行天四郎は組合を抜けてエリートコースを歩んでいた。やがて日本に復帰することができた恩地だったが、そんな中、航空史上最大のジャンボ機墜落事故が起こる・・・・。 山崎豊子の同名小説の映画化。 時系列的に描いているのかと思いきや、時間軸がめまぐるしく変わるので最初は戸惑ったが、冒頭からあの御巣鷹山での墜落事故が発生するなど、最初から緊張感の走る映画となり、3時間を越える長尺ながら最後まで飽きさせず一気に観ることができた映画でした。 主人公の恩地元の激動の人生も興味深い作品ではあるが、ジャンボ機墜落事故とその後の会社の遺族への対応には身をつまされると同時に怒りも感じぜずにはいられなかった。もちろん事実と脚色が織り交ざった作品だろうけれど、乗客の安全よりも自分たちの出世・保身・金儲けを考える首脳陣たちの行いが、モデルとなった航空会社の現状を見事に物語っているようでやりきれない作品ともなった。 主役の渡辺謙の演技も良いが、親友ながら敵対するライバルとなる三浦友和もなかなか好演していた。出演者はかなり豪華。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.06.12 23:09:39
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