テーマ:映画鑑賞(880)
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製作国 アメリカ
製作年 2010年 時間 114分 監督 ポール・グリーングラス 出演 マット・デイモン グレッグ・キニア ブレンダン・グリーソン エイミー・ライアン フセイン政権崩壊直後のバグダッド。隠された大量破壊兵器の行方を追って、ロイ・ミラーと彼の部隊はバグダッドを駈けずり回っていた。しかし、いつも踏み込んだ先は空振りで、やがて彼は国防総省の動きに不信感を覚え、同じ疑念を抱いていたCIAのブラウンと組んで米政府の陰謀を暴こうとするが・・・・。 虚実織り交ぜたような映画。 戦争映画はどれも最初、退屈なスタートのものが多いと個人的に感じているが、これもご他聞に漏れず、取っ掛かりは少々取っ付きにくい感じがあった。しかし観すすめていくうちにだんだん興味深い内容となってきた。単なる戦争映画ではなく、歴史的犯罪ともいえる大量破壊兵器の保有を口実に始めたイラク戦争の側面を垣間見れたような気がしたためだからだ。最終的には、米政府の陰謀を突き止め、暴くところで終わるが、アメリカ視点でもなく、旧フセイン政権側の視点でもない、元イラク兵のフレディの視点が一番真実に近いように思われた。彼がラストでミラーに発する「この国の未来を決めるのは、あんたらじゃない!」の言葉が胸に突き刺さるほど印象的。 「ジェイソン・ボーン」シリーズの監督・主演コンビとのふれこみだったが、あまりそちらの方の面白さは期待しないほうが良いような結構真面目な映画。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.11.03 13:37:11
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