マテーラの洞窟住居:世界遺産
中東の香りがする町思いのほかアルベロベッロが小粒だったので、世界遺産をもう1カ所回って帳尻を合わせようと、私鉄で2時間以上かけてマテーラに移動しました。洞窟住居は駅から2キロほど離れ、重いリュックを背負って歩くのは正直つらかったですね。でも、丘に連なるエキゾチックな住居群に入った途端に血が騒ぎ始めました。大好きな中東の雰囲気が漂っていたからです。夕暮れの中、ひと気のない坂道を歩くと、聖書の世界に迷い込んだ気がして、「当初行く予定だったエルサレムもきっとこんな雰囲気なんだろうな」と感慨にふけりました。帰りに買った絵はがきを見て驚いたのですが、ここはキリストの最後を描いたメル・ギブソン監督の映画「パッション」の撮影が行われたそうです。映画人の目から見ても、中東の香りがする町なんですね。人気blogランキングへ>(2006.1.31)