|
テーマ:障害児と生きる日常(4429)
カテゴリ:ぽっくんのこと
(以前の日記) そのスーパーでのある出来事。 そのスーパーは、3階建てで、1階に食料品売り場とフードコーナー(食堂)と 専門店が少し並んでいる。 ある日、いつものようにぽっくんと桃子とぽくままの3人でそのスーパーに行った。 正面出入り口から食料品売り場までの通路を歩いていると 向こうから歩いてきたスーパーの従業員の前に、ぽっくんがいきなり立ちはだかった。 そして、従業員の顔をニタニタしながら目の前で見つめた。 ゜□゜*) な…なにやってんの? ? ? (汗 従業員の人も「んんん??? なに?なに? (・_・;) 」 と、びっくり。 「すみませんY(><;)Y もう!なにやってんの?ぽっくんっっ!」 と、謝ってその場を離れた。 後から「ぽっくん、今の人(従業員)知り合い?誰?なんで顔をのぞいたん?」 と聞いたら「あの人、店長さん?」と、逆にぽっくんに聞かれた。 知らんがな( ̄ω ̄;) ぽくまま「なんであの人が店長やと思うん?」 ぽっくん「名札に『遠藤』って書いてたから。」 ぽくまま「・・・このスーパーの店長って遠藤さんって名前なん?」 ぽっくん「遠藤さん。」 ぽくまま「ほんまに?なんで知ってるん?」 ぽっくん「どっかに書いてた。」 ほんまかいな?(+_+) でも、さっきの従業員はどうみても「店長」には見えなかったぞ。 年は60才は過ぎてそうな白髪の小柄な男の人。 私服にエプロンをつけただけのような服装で、 店内をカートを押して行ったり来たりしてるだけのような…(^_^;) ぽくまま「名前が一緒なだけやろ。」 ってことでその日の買い物は終わった。 家に帰ってからも 「遠藤さんはどこに住んでるんやろ?」 「遠藤さんは何時から何時まで働いてるんやろ?」 「遠藤さんは…」 「遠藤さんは…」 遠藤さんの話ばかりしていた。 しまいに「○○○○(スーパーの名前)に泊まりたい( ̄ー ̄)」 と言い出したぽっくんに、旦那は 「おい!遠藤!さっさと風呂は入れ!」 と、ぽっくんを「遠藤」と呼ぶようになった(笑) そして、また別の週末。 スーパーに行くと、またぽっくんがその従業員をみつけて駆け寄って顔を覗き込んだ(* ̄∀ ̄) ぽくまま「これっ!やめなさい!」 私達はすぐに立ち去ったけど、従業員の遠藤さんはその場に立って 「???(?_?)」 な顔をしてこちらを見ていた。 その日のスーパーの帰りに、スーパーの出口で遠藤さんがカートの整理をしていた。 目があった。 ぽっくんはニタニタしながら遠藤さんを見ていた。 遠藤さんが近づいて来た\(゜□゜)/ 遠藤さん「ぼく何年生?」 とうとう遠藤さんに声をかけられた!ドキドキ ぽっくん「・・・・(*/∇\*)」 なんだか照れてもじもじしてる( ̄ω ̄;) ほくまま「ほらっ!何年生?って聞いてるよ!?憧れの遠藤さんが!」 遠藤さん「え~~~?f^_^; 憧れぇ? なんでよ~~?(笑)」 ほくまま「この子、遠藤さんが大好きみたいでいつも遠藤さんの話してるんです(^o^;)」 遠藤さん「え~?(^_^;) …ぼく何年生?」 ぽっくん「(ボソッと)6年生…(//▽//)」 遠藤さん「え??(聞き返し)」 ほくまま「6年生です。養護学級に通ってます。」 遠藤さん「あ~~そうですかぁ(´ω`)」 ほくまま「はい、そうなんです(^^ゞ自閉症なんです。」 遠藤さん「お母さん色々大変やろうけど頑張ってな(´ω`) なんかやりがいのあること見つけたったらいいよ(´ω`)」 ほくまま「はい(^_^)ありがとうございます。」 憧れの遠藤さんと初会話(ほとんど私がしゃべったが) ができてウキウキのぽっくんだった(・∀・) そしてまた次の週末。 またもや、正面出入り口付近で遠藤さんにバッタリ! (どうやら遠藤さんは買い物カートを出入り口から定位置に戻すことだけが仕事のようだ) ぽっくん「遠藤さぁ~ん(^O^)/ 遠藤さんの家どこですか?」 遠藤さん「おっちゃんの家はな、○○病院の前の道路通って、 もっと向こうに行った消防署の裏やで(´ω`) わかる?」 ぽっくん「ぐふふ(´m`) 」←自分で聞いたくせに返事せんかっ! 遠藤さん「わからんかな?」 ほくまま「わかってると思います(^_^;) この子道路とか地図とか詳しいので…」 ぽっくん「遠藤さん なにでお仕事来て帰りますか?」 遠藤さん「おっちゃんは自転車やで(´ω`)」 ぽっくん「ぐふふ(´m`)」 ぽっくん「遠藤さん夜は(お店に)おらんなぁ?」 遠藤さん「おっちゃんは夕方までやからね。」 ぽっくん「遠藤さん帰ったら、次は川中さんと交代やなぁ(^O^)?」 ほくまま「川中さん??? ( ̄∇ ̄;)」 遠藤さん「そやで~( ´▽`) 川中さんと交代やねん。よく知っててるね~(´ω`) 」 知りすぎじゃ(-_☆) なんでそんなことまで知ってんねん? 不思議なヤツだ。。。 そして、遠藤さんと別れて3階のゲームコーナーでいつものように遊んで 涼んで 再び1階に降りて食料品を買おうと、カートに桃子を座らせていると 出入り口にたまったカートを押しながら、遠藤さんがやって来た。 今度は遠藤さんから話しかけてきた。 遠藤さん「ぼくは字は読めるのかな?」 ほくまま「えーっと…ひらがなと低学年で習う漢字ぐらいなら多少は読めます(・ω・)」 遠藤さん「そかそか(^-^)じゃあ今度絵本持ってきてあげるわ。」 ほくまま「え~~?」 遠藤さん「家にあるやつやけどな。」 ほくまま「ありがとうございます!」 ぽっくん ニヤニヤ ヘラヘラ そして、今日。 今日はお絵描き教室のサマースクールが午後からだったので サマースクールが終わってから、いつもより遅い時間にスーパーへ行った。 いつものように遠藤さんがいた。 遠藤さん「絵本持ってきてん(´ω`)」 ほくまま「わぁ!ありがとうございます!」 遠藤さん「あっちに置いてるからちょっと来て。」 遠藤さんは、出入り口横にある扉の中に紙袋に入れて絵本を置いていた。 その扉には掃除係の人が使う水道とシンクがある。 (昔ここでバイトしてたから、私も知ってる) きっと、私達が来たらいつでも渡せるように置いておいてくれたんだろう。 遠藤さん「ちょっと難しいかも知れんけど、読めなかったらお母さんが読んであげて。」 ほくまま「はい~!ほんとありがとうございます。」 遠藤さん「うちの子供が昔読んでたやつで 置いててもしゃあないヤツから全然気使わんでいいからね。」 そしてぽっくんが紙袋を受け取って「ありがとう」と言った。 遠藤さん「おっちゃん、もうお仕事終わりの時間やから帰るわなぁ~」 ぽっくん「おつかえれさまぁ(*´艸`*)」 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ぽっくんが初めて遠藤さんの顔を覗き込んでから、1ヶ月半ぐらいかな? すっかり顔見知りになって、こんな素敵なプレゼントを戴ける仲になって。 別のよく行くもう一つのスーパーでも ぽっくんが何度も口説いてたレジのお姉さんとも何時の間にか仲良くなった。 その人は大学生だったので、今年の春に就職して辞めちゃたけど… 遠藤さん、こんなに毎週… 私なんて仕事の昼休みとかに1人でも行くから週に何度も行ったるのに その存在を気にも止めなかった・・・ でも毎週末、必ず出会うってことは、今までも何度もすれ違ってたんだろうな。 (ちなみに、月曜と木曜は休みらしい) ぽっくん、いつから遠藤さんの存在を気にしてたんだろ? ぽっくんって面白いな。 ぽっくんって、実は友達を作る天才かも知れない(笑) 遠藤さん、絵本ありがとうございました! ぽっくんは「後で読む」と言いながら ちっとも読もうとしませんが…m(_ _)m 大好きな遠藤さんに戴いた絵本なので、頑張って読ませてみます。(〃´o`) ←さりげなく復帰w 励みのために登録復帰してみました♪ よろしければぽちっとよろしくお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ぽっくんのこと] カテゴリの最新記事
|