昨年秋くらいから放置状態だったツイッターをまたやり始めました。

その時思いついたことを携帯からでもつぶやけるのは、いい。
こんな時だからこそなお、気持ちを吐き出したくなるのかもしれません。

3月11日の午後は、ごく普通の日でした。
相変わらず、店にはお客が入ってなくて、それでもやらねばならない仕事はたくさんあって。
そうしたら、突然、世界が大きく揺れた。

ゆっくりとした大きな揺れ。中越地震の時とは明らかに違う揺れ方でした。
ガラスの棚に並べられた陶器や花瓶が落ちてこないかと、ずっとハラハラしながら見ていましたが、棚と平行に揺れていたために、物が手前に落ちてくることはありませんでした。
一体何分間揺れていたでしょう。すごく、長く感じました。

その後の、混乱。
まさかこれほどの事態になるなんて。誰も思いもしないこと。
天災というのは、人知を超えたものですが、あまりにもむごいとしか言えません。

私のいる地域は直接の被害はありませんでしたが、長男が大学のスクーリングで宇都宮に行っていました。
長男は携帯を持っていないので、学校に問い合わせましたが、彼らの無事がわかったのは夕方になってからでした。
停電でスクーリングが中止になって翌日12日の夜帰宅するまで、長男のシレンは電話の1本もかけてこなかったんですよ。
かけても通じたかどうかわかりませんが、無事とわかっていても本人の声を聞けなくてどれほど心配したか。

ああ、こんな思いを、いや、これ以上の狂わんばかりの思いをしている人がどれだけいるのだろうと。

あの日から二週間が経ちました。被害は、甚大です。
日本という国を根本から揺るがしています。
新潟県も被災地からの避難者をたくさん受け入れています。

長女のナツは、小学生の頃から市のボランティア団体で活動していて、今回も避難してきた人たちのための街頭募金活動に参加しました。
募金してくれた人たちに「ありがとうございます」とお礼を言っていると、一人の人が近づいてきて娘たちに「ありがとうございます」と言ったそうです。
不思議に思った娘たちにその人は「私たちのために動いてくれて本当にありがとうございます」と。
その人は、福島から避難してきた方でした。


私は、何もしていません。
毎日流れてくる情報に、ただただ憂鬱になっているだけです。
でも、生活はある。
どんな時も、どんな所でも。

まだ気持ちが散乱しているのですが・・・とにかく、私がすべきことは、ぐずぐずと落ち込むことじゃなくて、今まで通り、生活を続けること。
仕事をすること。
買い物をして、食事をすること。
睡眠をとってしっかり休むこと。
そして、笑うこと。

今、笑うのをためらってはいけないと、すごく思います。


さあ、明日も仕事です。