徒然ＤＩＡＲＹ

新シルクロード見ました。
今までも時々見てたんですけど、今回は堺さんが出演されるということで・・・

堺さん演じる遣唐使『井真成』が現代の西安（当時は長安）を歩く・・・という趣向なのですが、やっぱり堺さんはコスプレ、いやいや時代がかった衣装がお似合いになります。
（何度か番宣で拝見した緑の衣装）
中国の人々がじろじろ好奇の目で見ていましたが、涼しげな笑みを浮かべながら歩く堺さんはつくづく役者だな～って感じでした。
李白の詩をさらっと暗誦する堺さん、何か山南さんとカブりました。ステキです。

そしてまた驚いたのは、西安がものすごい都会だったこと。高層ビルが立ち並び、途中挿入されていた二十五年前の「シルクロード」のVTRの風景とはまるで違っていました。昔は国の都、今はハイテクの中心地になって。

井真成という人は遣唐使として海を渡ったけれども、二度と故郷の地を踏むことなく亡くなったのだそうです。
1300年くらい前だから海を渡るのは決死の覚悟だったでしょうが、唐の進んだ学問を身につけるために行ったのでしょうね。
同じように帰れなかった阿倍仲麻呂は『天の原･･･』の和歌で有名ですが、井真成の存在は、つい最近墓誌が発見されるまで知られていなかったらしい。
「体はこの地に残るが魂だけは故郷へ帰る」という内容の文字が刻まれた彼の墓誌に限りない望郷の思いを感じました。
堺さんと井真成が出会ったのはきっと運命だったのですね・・・