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テーマ:今日見た舞台(965)
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待ちに待ってた新春浅草歌舞伎♪ 行ってまいりましたよん。
友人(毎度おなじみ、会津にも行った)と朝イチの高速バスに乗って東京へ。 雷門の前で今回歌舞伎初鑑賞の外国人(スコットランド出身)の方と合流。彼は茨城在住ですが、年末から下呂温泉と飛騨高山に行き、前日東京に宿泊したのだそう。日本語(読み書きともに)もかなり理解しているので彼との会話はもっぱら日本語で押し通してます(笑) 仲見世をひやかし、浅草寺へお参り。浅草公会堂で、電車で来ていたもう一人と合流。お弁当とパンフレットを買う。第1部を鑑賞しました。2階の1等席。舞台が全部見渡せていいんだけど、花道の真上なので引っ込みが最後まで見られない~ お年玉挨拶は平助@勘太郎さん。当たり前ですが正座キャラ(笑)平助のニコニコ笑顔で、年頭の挨拶と今日の演目の説明をしてくれました。素直にすくすく育ってきたんだろうなあ、いい意味で育ちのよさが感じられます。 ●「鳴神」。朝廷への怒りのため、滝つぼに注連縄をはって竜神を封じ込め、雨が降らないようにしている鳴神上人。ある日美しい姫がやってくる。上人は姫の色香に惑わされてしまう。 実はこの姫は、朝廷から使わされた絶世の美女・雲の絶間姫。 すっかり酔っ払った上人から、封じ込めた竜神を解き放つ秘密を聞き出した姫は、上人が寝込んだ隙に注連縄を切って雨を降らせ、まんまと逃げてしまう。 姫にだまされ、戒めを破ってしまった上人は怒りに燃えて姫を追いかける・・・ 鳴神上人・・・中村獅童 雲の絶間姫・・・市川亀冶郎 獅童さんが頑張ってましたよ~。姫に誘惑されて初めて女の肌に触れ、興奮してしまうちょっとエッチな上人を面白おかしく演じてました。 怒りに震える上人の見得や引っ込みの飛び六方も力強く決まってましたよ♪ テレビで観るのもいいですが、彼はホントに歌舞伎向きのいいお顔なので、これからもいろんな役がやれるといいな~ 雲の絶間姫の亀冶郎さん。彼は最近「十二夜」の麻阿という機転の利く奥女中役をやったのを観たけど、こういう行動的な姫やちょっとお茶目な役がすごくよく似合う。最初から最後までしゃべりっぱなしでかなり疲れる役らしいですが、とても美しかったわ♪ 外国の方にどんな感想を持ったのか聞いてみたら、「わかりやすいストーリーで、すご~くおもしろかった!」とのこと。 ●仮名手本忠臣蔵 五段目・六段目 舅を間違って殺してしまったと思い込んでしまう元塩冶浪人・早野勘平。さまざまな人々の勘違いが悲しい結果につながってゆく・・・ 勘平・・・中村七之助 おかる・・・中村勘太郎 兄弟ならではの息の合った夫婦役。舅殺しの罪におののく勘平の苦悩を、七之助さんがよくあらわしていた。この人は声がいいと思う。浅葱色(切腹裃の色ですよね・・・)の着物が勘平の悲しい結末を象徴していました。 夫のために自ら廓に身を売る女房おかる。夫との別れのつらさに泣く姿は「女」でしたね。 第2部では逆の配役で演じるそうで、それはそれで観てみたい。でも第1部の配役のほうが私は好きだな~。 おかる勘平ももちろんよかったけど、私が一番よかったのはおかるの母おかや。 娘を手放す悲しみ、夫を婿に殺されたと思い恨む気持ちをよ~くあらわしていて、ホント泣きそうになりましたよ。 出番はほんのちょっとですが、斧定九郎役の中村亀鶴サンもすっきりとした黒羽二重に白塗りで色悪(って言っていいのかな)っぽい雰囲気でした。足がすっとしてキレイ~ (ちなみにUさん、第2部ではこれを獅童さんがやるそうですよ♪) 仮名手本忠臣蔵は全部見たことがないのです。本物の忠臣蔵も「松の廊下」と「討ち入り」しか知らないし(汗)この場面もはじめて見ましたが、全体的に暗い舞台背景で、救われない話を象徴してましたね・・・ 前列のオバチャンがいびきかいて寝てました。たしかに暗くて長い話ですが、いくらなんでも・・・後気になったのはイヤホンガイドを落とす人が何人もいて、カチャーンカチャーンとうるさかった。ポケットかバッグの中にでも入れといて。 半年振りの歌舞伎、若々しい力みなぎる舞台に魅了されて帰ってきました。 今度は何を観にいこうかな~ 2月の大歌舞伎は、久しぶりの幸四郎さんと吉右衛門さんの兄弟共演。(演目はまだ調べてない)どちらも立役の大看板で役がかぶるせいか、滅多に共演することはないそうですが。 幸四郎さんの舞台は、以前偶然にも七百回目の弁慶を観ることができて、圧倒的な迫力に感動したし、吉右衛門さんも「石切梶原」で播磨屋型の梶原を見せていただきうれしかったおぼえがあります♪ 行ければ行きたいですね~ 菊之助さんの舞台も観たいわ♪ まとまらない文章でスミマセン(汗)Uさんみたいな舞台感想が書けなくて悲しいわ(涙) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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