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大学の入試で上京した時、驚いたのは電車の本数の多さでした。
一時間に1~2本くらいしかない田舎から出てきた高校生の私にとって、何分かすれば次の電車が来るというのは、驚きであるとともに、都会の便利な生活への憧れでもありました。 そういえば『急行』とか『快速』とか書いてある電車に、自分の買った切符だけで乗れるのかどうか不安で、しばらく乗れなかったなぁ(笑) 『準急』にいたっては、何?こんなの初めて見たよ?って感じで。 今日、夕方のニュースで、山手線が5時間40分にわたって不通になったと伝えていました。 駅に向かって線路を歩く人々が群れになっていました。 駅にも人があふれかえり、遅々として再開しないことに怒っている人もしました。 この辺の田舎だったら、たとえ電車が止まっても、家人にクルマで迎えに来てもらうこともできるし、乗ってる人数が少ないので代替バスも2~3台で間に合いますが、あれだけ交通機関が発達してるとああいうときは逆に大変ですね。 線路が5センチくらい盛り上がっていて、異状を感じた運転士が緊急停止したそうです。 地下で行われている道路の拡幅工事が影響しているのではないかということでした。 緊急停止による二重事故もなく、多少不便だったかもしれないけど、ほとんどの人が怪我することなく(電車の中で気分が悪くなって倒れた人以外)駅までたどりついたのですから、よかったです。 実際その場にいた方にとっては、それどこじゃない!ってお思いになるかもしれませんが・・・ 折りしも明日は、尼崎の電車脱線事故から一年です。 去年たまたま開いていたネットで事故を知り、電車があとかたもなく破壊されている姿に目を疑いました。 あの事故を教訓に、自動列車停止装置の設置基準など、さまざまなことが見直されたと聞きます。 今日の山手線不通は、走行に異状を感じた運転士の、最善を考えてのことなのかな、と思いました。 一年前、たくさんの人たちが一瞬にして命を奪われました。 その家族は愛する人を失った悲しみを抱いてこの一年を耐えてきたことでしょう。 助かった人もPTSDに悩まされているそうです。 たまたまその日、その時間の電車に乗ってしまった人もいるかもしれません。 あのような事故を二度と起こさないために、交通機関に携わる方々には、命を預かっているという意識を常に持って職務に勤めてほしいと思います。。 いろいろ風当たりも強いかもしれませんが、頑張ってほしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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