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September 3, 2006
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カテゴリ:歌舞伎
いつもの観劇友達とともに参りました。
久しぶりの歌舞伎座です。
田舎者ゆえなかなか観に来られませんが、「本日初日」の立て看板と垂れ幕を見てワクワク。
いつもの通り外の売店でお弁当を買い、開場を待ちます。

秀山祭九月大歌舞伎・初代中村吉右衛門生誕百二十年

一、菅原伝授手習鑑「車引」
二、双蝶々曲輪日記「引窓」
三、六歌仙容彩「業平小町」「文屋」
四、菅原伝授手習鑑「寺子屋」


席は1等席の前から5番目ですが、上手側。初日だけあってキレイな着物姿の方やドレスアップした方がいっぱい。いつも普段着で行ってしまう私はかなり場違い???
昔の歌舞伎座は下駄履きだと入れなかったらしいですけど。
ちなみに休憩時間、高麗屋の奥様方、お嬢様方を見ましたよ♪
これまたすばらしい着物姿でした。

「車引」
三つ子の舎人、松王丸・梅王丸・桜丸。話自体はそれぞれの主人の敵として兄弟がいがみ合うものですが、三つ子のそろい踏みの様式美は歌舞伎ならでは。
梅王丸の尾上松緑さんは声が大きく勇壮で、よかったんではないかと。見得も決まってました。
桜丸の亀治郎さんは名前のとおりたおやかな感じで。ただ声が聞き取りにくかったのが残念。
松王の染五郎さん、三つ子の長兄としての貫禄が出ていて、姿も美しかったです。
これまた声がちょっと調子悪?
藤原時平は段四郎さん。何となく私の中での悪役っていうと左團次さんが思い浮かぶんですけど、押し出しの強い悪役がやれる役者さんは少ないのでお元気で頑張ってほしいです。
余談ですが、上手の一番手前に立っていた仕丁役の坂東功一さんステキです♪
実は結構お気に入りの三階さんで、歌舞伎座に行ったときはいつもパンフで出演を確認し、「どこにいるかな~」とチェックしてます。
背が高くて格好いいし、お顔もキレイなのです。

「引窓」
いよいよ吉右衛門さん登場。人情あふれるお話。
富十郎さんの濡髪、侍を殺して実の母・お幸のところへ逃げてきた相撲取り。
さすが貫禄が違います。そして元気!
お幸は幼いときに濡髪を手放し、後妻に入っていた。
濡髪の手配書を持って帰ってきた吉右衛門さん扮する与兵衛は、自分の家ににお尋ね者の濡髪が隠れているのに気づくが、必死で隠そうとする継母お幸の思いをくんで、それとなく逃げ道を教えた上に路銀を与える。(投げつけた路銀で濡髪のほくろが取れる演出にはビックリですが)
先代の当たり役であり、自身何度も演じているそうですが、役目と人情の狭間で揺れる気持ちがこもっていて劇場内でも泣いてる方が。(実は私もウルウルと涙ぽろり
実は何年か前、吉右衛門さんと富十郎さんの役が全く反対の「引窓」を観たことがあるのですが、これはこれで良かった憶えがあります。

「六歌仙容彩」
業平小町に雀右衛門さんが。足の具合がだいぶ悪いと聞いていますが、一生懸命踊っていました。
たしか大正生まれなのでもう相当なお年ですが、一年に少しでもいいので姿を見せてほしいです。
業平は梅玉さん。高貴な役が似合う方ですね。
文屋は染五郎さんの踊り。さすがすばらしい。全くぶれないし、ゴツイ官女たちとのやりとりも面白かったデス。

「寺子屋」・・・これについては後で書きます・・・ちょと休憩・・・






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Last updated  September 3, 2006 06:41:34 PM
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