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テーマ:映画ニュース(1430)
カテゴリ:映画
クリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」のワールドプレミアが行われました。
『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』公式サイト 先行上映されている『父親たちの星条旗』、実はまだ観ていないのですが、先日原作を読みました。 『父親たちの星条旗』 戦争報道写真としてあまりにも有名な「擂鉢山に翻る星条旗」に隠された真実。 地獄のような戦場から戻った若者たちを待っていた「作られた栄光」。 たった一枚の写真が、プロパガンダに利用された若者たちの運命を狂わせた・・・ 写真は必ずしも真実を写すとは限らないのです。 『ほんとうの英雄は私たちではなく、あの島から戻ってこなかった人たちだ』 この本を読む以前に読んでいたのが『硫黄島からの手紙』でした。 『栗林忠通 硫黄島からの手紙』 『散るぞ悲しき』 本土防衛の最前線・硫黄島における日本軍の最高司令官、栗林忠通中将。 彼は戦地においても、残してきた家族を思い数多くの手紙をしたためました。 粗末なテントに寝起きしながら、幼い娘の夢を見、留守宅の台所のすきま風を心配し。 妻への気遣い、子供へのあふれる愛情がつぶさに描かれています。 硫黄島を預かる軍人としての責任と、人間・栗林忠通としてのはざまで苦悩しながら・・・ アメリカ軍が5日で落ちると思っていた硫黄島を1ヶ月以上にわたって死守したのです。 『死よりも苦しい生を生きよ』 イーストウッド監督は、アメリカ・日本双方の視点から硫黄島の戦いを描くことで『戦争は、勝っても負けても人間を悲しませる』ということを伝えたかったのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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