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テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画
今日から公開の「硫黄島からの手紙」を観てきました。 アメリカの脚本、スタッフで作ったアメリカ映画なのだけれど、ほぼ全編が日本語。 ちょっと台詞の言い回しに「ん?」と思うトコ、よく聞き取れなかったのもあったな・・・ 「父親たちの星条旗」と同じスタッフで作っているので、かぶるシーンがいくつかありました。 先に「父親たちの・・・」を観ていたので、上陸してくる米軍の様子を見ている場面やトーチカの銃眼から米兵を狙っている場面では、ああ~あの向こうにドク、アイラ、マイクたちなどがいたのね・・・と。 アメリカをよく知る栗林中将だからこその作戦。 でも古い将校たちのなかには彼をよく思わない者も多く、命令系統も乱れていました。 もっとちゃんと彼の言葉に耳を傾けていれば、違う結果だってあり得たかもしれないのに・・・ 勇猛果敢な海兵隊員をして「地獄の中の地獄」と言わしめた硫黄島の戦い。 いまだに日本兵13000人が帰ることなく彼の地に眠っているそうです。 日本では、これほど抑えた演出でかつストレートに戦争を描いた映画は撮れなかったかもしれません。イーストウッド監督に感謝。 渡辺謙さんは、威厳と慈愛を併せ持つ栗林中将をしっかりと演じていました。ホント、日本を代表する俳優として相応しいですね。 栗林中将が主役なのですが、西郷(二宮和也)が結構クローズアップされてました。 徴兵されて硫黄島までやってきた一庶民の、戦争への怒りと疑問。 他のキャストもよかったわ。特にバロン西(伊原剛志@佐々木さま←「組!」)。自由を愛する男。 1932年のロス五輪、馬術で金メダルをとった英雄も、もはや馬に乗って戦う時代ではなく戦車隊の隊長として硫黄島に赴任したそうです。華族出身で社交的な性格がかえって災いして、陸軍の中では異端視されていたとか。 大和で出撃したはずの中村獅童さんがまたまた出ていますが、大和の時と違ってちょっと情けない感じになってしまったな・・・でも伊藤(役名)としては自分の信念に従った結果だから仕方なかったのかも・・・。 クレジットには中心人物だけしかでていませんでした。時代劇あたりで見たことあるような人もいましたけど、ほとんどが無名の俳優さんなんでしょう。 ところで、なんで裕木奈江のクレジットが「NAE」なんだろう?気分はすでにハリウッド女優? 「玉砕総指揮官」の絵手紙 散るぞ悲しき 栗林忠通 硫黄島からの手紙 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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