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カテゴリ:歌舞伎
芸術劇場で観ました。
吉右衛門さんの次郎左衛門、福助さんの八ツ橋です。 田舎から出てきた商人で、顔一面が醜いあばたで覆われた次郎左衛門は、吉原の花魁・八ツ橋 の美しさに心を奪われてしまいます。 次郎左衛門は八ツ橋の客になりますが、情夫に気持ちを疑われた八ツ橋が皆の目の前で次郎左衛門に縁切りをします。 純情を踏みにじられた次郎左衛門は家に伝わる刀で八ツ橋を斬り殺してしまいます・・・ このあばたがね~花魁に夢中になってるときはユーモラスな雰囲気を醸し出すのですが、縁切りの後、八ツ橋を惨殺するあたりでは狂気を帯びてそれはそれは恐ろしい~のですよ・・・ 吉右衛門さんが次郎左衛門の心の変化を、作りすぎずに上手く伝えてました。 さすがお家芸ですね~ このあばたは、筆のお尻でスタンプのようにぺたぺたと押してるそうですよ。 先代が顔を作るときには、幼い吉右衛門さんが押してあげたそうです。 田舎の商人でも伝家の宝刀があるというのは不思議ですが、名字帯刀を許された身分だったのでしょうか~ しかもこの時の刀は村正らしいです。村正といえば徳川家に仇なす「妖刀」として有名ですね~ これはホントにあったお話を元にしているそうです。村正の話は後からくっついたモノでしょうけど・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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