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テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画
菊さまの主演映画「怪談」を見てまいりました~ 「怪談」公式HP もうね~菊さまがいるだけで、単なる時代劇じゃなくてすっかり「江戸」「世話物」の雰囲気なのですよ~ 所作といい、着付けといい、台詞回しといい、目の配り方といい、一つ一つがホントに美しいのデス。 酔っ払ってる場面でだんだん目が据わってくる様子は「魚屋宗五郎」?? お父様に似てますね~ そして何と言っても一番良いのは菊さまの歌舞伎で鍛えた美声!! 菊さまは、煙草売りの新吉という役なのですが、歯切れの良い江戸弁はもちろんのこと、煙草の葉を売り歩く時の「たばこ~いらんかね~~♪」の声!! よく通ってハリがあるのです^^ ああ~萌え萌えデス~ 新吉は、別に女をだまそうとか、女に取り入ろうとかいう「欲」を持ってるわけではないのですが、ずぶぬれの子犬みたいに、周りの女を放っておけないような気持ちにさせるのですね。 黒木瞳さん演じる富本(常磐津みたいなものです)の師匠・豊志賀も、一目会った時から恋に落ちてしまい、新吉とわりない仲になってからは稽古にも全く身が入らず、弟子に当たり散らして、たちまち評判が地に堕ちてしまいます。 実は豊志賀の父親は新吉の父親に殺され、累ヶ淵に沈められたのです。 親同士の因縁を何も知らずに、運命的な出会いをしてしまった二人。 弟子もみんな辞めてしまい、申し訳なく思って家を出て行こうとする新吉に、「行っちゃやだよ、新さんに一緒にいてほしいんだよぅ」と年甲斐もなくすがりつく豊志賀。 もみ合ったときに新吉は豊志賀の顔に過って傷をつけてしまいます。傷はみるみるうちに醜く腫れ上がって、それが元で豊志賀は死んでしまいます。 「この先 女房をもらえば 必ずや とり殺すから そう思え」 という書き置きを残して・・・・ そして、新吉と彼に関わる女たちが次々と・・・ 愛しすぎること、愛されすぎること、どちらもつらく悲しいものなのですね・・・ ホラーというほど、怖くはなかったような。(途中ビックリするトコは何箇所かありますけど・汗) 深い深い情念の世界ですね~ 菊さまの「たばこ~♪」の声が聞きたいので、もう一度見に行こうかな~ 音羽屋のお弟子さん(菊三呂さん、菊市郎さん)が富本のお弟子役で出演されてました。 エイベックスがお金出してるからなんだろうケド、何でか浜崎あゆみ?? ちょっと~情緒のかけらもなくて雰囲気ぶち壊しよ~! 三遊亭円朝の原作「真景累ヶ淵」を読み始めましたが、話し言葉で書かれてるので読むのが大変デス。落語の本て難しい・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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