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2007年09月10日
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カテゴリ:オシゴト

 こんな本読みました。




オバサンは なぜオバサンなのか。


・・・・。

オバサンだから・・・。

なんて答えちゃいけません。

オバサンにはオバサンなりの合理性が存在し、
私たちがオバサンに学ぶことはたくさんある・・・

と、著者の 中島隆信氏は言う・・・。

これを読んだきっかけは、
ホントは、オバサンじゃなくて、女性の購買欲について知りたかったんだけど、
ちょ~~っとずれてました。私が思ってたのとね。



さて「オバサンは何歳から?」との問いで、
新成人にアンケートを取ったら、

なんと、四分の一が、30歳から…と答えたそうな。

んな 馬鹿な!
※ちなみに、同じメンバーに「おばさんは何歳以上か?」と聞くと、
40歳…という回答が一番多かったそうな。
この違いは何なのか…ものすごく興味があるんだけど、それには触れられていない。


まぁ、この本に向かってアレコレ吠えたところでしょうがないんですけど。

一応、この本を書き進めるにあたって、
著者は、
ほとんどの女性が更年期を迎える40代半ば、45歳をオバサン化開始年齢とみなし、
いわゆる高齢者と呼ばれるようになる65歳までの20年間を
オバサン年齢層と定義している・・・。
※オバサン年齢層に属する全ての女性がすべてオバサンであるとは限らないと
追記はしてあるけれど。

女性がオバサンになることを決意するメカニズムについて語られてる章では、
「オバサンになるかどうか」は、
女性らしさを維持するメリットとコストの相対的な大きさによって決まる…んだそうだ。
老いに向かい、若いころを維持するために、何らかの努力が必要になる。
そのとき、時間やお金がかかる。
よって、女性らしさを放棄することは十分理にかなっている・・・と。

う・・悲しい・・・。

第2章の「オバサンの働き方」から は以下。

オバサンが活躍する職業ベスト10
1.家政婦
2.土木作業者
3.清掃員
4.マンション・アパート等管理人
5.飲食店主



オバサンの割合の少ない職業ベスト10
1.歯科衛生士
2.電子計算機等オペレータ
3.デザイナー
4.キーパンチャー
5.記者、編集者

どうです?納得します?しません??
歯科衛生士・・・さんて 確かに若い人ばかりですよね。
年取ると…彼女らはどこに消えちゃうんだろ…(←急に気になりはじめましたよ)

なぜ、オバサン世代が少ないのか
1)女性にとって結婚後の職場復帰が難しい
2)これらの専門職では家事と育児とはとても両立できないほど多忙
3)これらあの専門職にある女性は結婚するチャンスに恵まれている

なんて理由が書かれていました。

・・・。
そうですか・・・ね?


オバサンは「女性らしさを放棄している」と言い切ってるところを
読者はどう取るかだし…
必ず、子育てを経験している…ような風に書かれてるのも偏ってるけれど、

ま、読んだ上で、私は
「オバサン」はこの世にやっぱりいなくてはならない人

であると思えた・・・。

著者は、オバサンをもっとポジティブにとらえる本を書きたかったらしいので
ワタシの感想は OKなのかも。

ちなみに、最終章では、ちゃんと「オジサン」についても述べている。
「臭い」だの「汚い」だの「イヤらしい」だの、汗ばんでいる…だの。
まったくもって、オバサン以上にネガティブな印象をもたてれいる男性たち。

ちょい不良オヤジになるためには、
・スポーツをせよ
・料理を作れ
なんてアドバイスをしているのも笑える。


富裕層をターゲットにしたコピーを書こうとしてた私が、
今、なぜこんな本を読んじゃったか・・・

でも、いくつになっても、「女性らしさ」を忘れず、恥ずかしさを常にもち、
「オバサン」とは言われない女性になりたい・・・・と思うワタシでもございました。

経済学の本として読むよりも、
綾小路きみまろチックに、オバサンを客観視するには面白いかな・・・。
いつか自分がなるかもしれない・・・なんて 思わない…思わない・・・。







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最終更新日  2007年09月11日 19時44分11秒
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