カテゴリ:こだわりとかいろいろ
2月3月と言えば私は受験のイメージが強すぎます
芸術分野と言う かなり狭い世界に 長年身を置いていたので ちょっと世間ずれしてる自覚はありました 一般社会になじめるかが一番不安で 私は二年浪人していますが 1年は名古屋 二年目は東京で浪人しています 二年目は全部自分のバイトの稼ぎで浪人しました 芸術大学は1年浪人は当たり前な人数枠なのです 三浪 とかもそんなに珍しくはなく 東京には六浪の人もいました やめどきと言うか そういう話も度々でたりして 続けるのも大変だけど 諦める勇気と 絵しか知らないのに 大学を諦めたら どうしたらいいのか どこに向かえば良いのかわからない 浪人も長くなれば意地にもなるし ここまでやったんだから今更引き返せないと言うか 執着と言うか執念と言うか… 芸大浪人の引き際って難しいよねと話す事はありました ましてや 私なんかは普通高校ではなく 美術科だったので ツブシがきかないと言うか視野が本当に狭かったです 世の中にどんな仕事が存在するのか 余計な雑学は豊富でしたが一般常識には縁が無かった ただ 今は受かることだけを考えよう!!と がむしゃらで 右腕が おかしいな…と何となく気がついて 動かなくなって 腕が上がらなくなっても 小さな小さな世界から飛び出す勇気は出なかった これを諦めたら 例え他の道で成功したとしても 私は一生後悔をして生きていくだろう と思いました 右手が上がらなくなり 左手を使えば同じ様に悪化していきました 大学には結局入れず二浪で諦めざるをえなくなり でも諦めきれず その後は 浪人生活はしていませんが 働きながら 受験はしてました 今でもまだ この季節が来ると 大学入試の夢をみます 一生懸命やって来た人にとって 諦めることは決して簡単な事では無いですよね 諦めると言うのは 一生懸命やってきた自分を 否定する事のように感じるのです パニック障害で設計ができなくなった時も同じ様に感じました あきらめるな!がんばれ!と言われることが どれだけ辛いか… 私にはただ責められ 追い詰められる言葉にしか感じません でした 右手がダメなら左手で 左手がダメなら足で描けばいいと言われました もしいつか 自分のまわりに何かを諦めきれなくて 苦しんでる人がいたら ものすごく勇気のいることなんだけど 諦めてもいいんだよ それは逃げではなく 新しい道を探すと言う 大冒険の出発点なのだから そりゃあ怖いさ なかなかふみきれないよね って言ってあげたいな ふんばるのか 別の道を選ぶかは 本人次第 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.02.25 21:11:39
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