幻想的なお祭り
夕方から、地元のお祭りがあり、野外のステージで、吹奏楽団の演奏を行いました。全員スタンバイして、チューニングを行うと、夕焼け空も美しく、だんだん鳳凰が舞っているような姿になってきて、とても美しかったです。一番綺麗だった時は、本番前で、撮影できませんでしたが‥子どもたちがひとつひとつ手作りのぼんぼりを作り、その中にろうそくを入れて、一斉に火を灯します。とても幻想的で美しく、心がこもってて、人とのつながりも感じます。広場には、たくさんの輪になったぼんぼりに火が灯され、とても美しい光を投げかけています。わたしたちは、中央奥で、海を背にして演奏しました。吹きっさらしで、案外と寒く、楽器や指が冷えたりして、音のピッチ(高さ)をあわせるのが大変かと思いきや、団員の多くは、たくさんの場数を踏んできているため、なんとか無事に演奏できました。そして、まわりも暗く、ひとつずつ全員に配られたクリップのライトを譜面台に取り付け、譜面が風でめくれないように洗濯バサミで止め、指揮棒は、先が光るものを用意したりして、いろいろな苦労がありました。また、まわりが暗いため、準備や後片付けもよく見えず、楽器の部品なども海に落ちないように気をつけたり、何かと大変でしたが、なかなかできない経験で、面白かったです。野外で演奏すると、お互いの音が外に向かっていって、人の音がよく聞こえなかったりして、ちょっと苦労もしました。また、わたしの担当する木管楽器の低音が、当日急に体調が悪くて休まれる人も出て、いつもより大きな音で吹かざるを得なかったりしましたが、それでも、様々な苦労を乗り越えて、目と耳を凝らしながら、みんなで心をひとつにして、秋の曲を演奏できて、お客様も喜んでくださっていて、とてもうれしかったです。アンコール曲も用意してましたが、すべてを演奏し終えた後に拍手が鳴り、絶妙のタイミングで、「アンコール!」とおじさんが叫んでくださり、ありがたや~と思いました。アンコール曲は、「昴(すばる)」でした。星空の下、これまた雰囲気が盛り上がりました。ホール前の芝生の上に、可愛いネコの明かりが灯っていました。すっかり体も冷え、後片付けも終わり、家に帰って、ビールで乾杯しました。愛犬ミルクも、冬毛になり、ふわふわになってきました。実際、よく食べるので、太ってきたようです‥今日のシンクロは、エゴをなくすことでした。読む本、雑誌、あちこちに書いてあり、ああ、今はこれに取り組めということなのだなと、思いました。今日も、いろいろなことがありがたく、とても幸せに思います。