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テーマ:洋楽(3394)
カテゴリ:60年代洋楽
1950年生まれ、ウェールズ出身のメリー・ホプキンは、民謡歌手として地元で活動していた所を、イギリスの女性タレントであるツイッギーに見出される。 ツイッギーを通してポール・マッカートニーに紹介された彼女は、ビートルズのレーベル"Apple"と契約。ポールの前面バック・アップの下にデビューする事となった。 アップルからのデビュー作として1968年にリリースされた「Those Were The Days(悲しき天使)」は、話題性も手伝って、全米2位・全英1位のヒットを記録。ポールがプロデュースしたこの曲は、ロシア民謡を改作したものだった。 そして、翌年の1969年に2ndシングルとしてリリースされたのが、同じくポールのプロデュースによる「Goodbye」である。全米13位、全英2位を記録。 作曲もポール(レノン/マッカートニー名義)であるこの曲は、「I'll Follow The Sun」「Blackbird」を思わせるアコースティック・ポップの佳作で、この手の作品を得意とするポールの持ち味が生かされた名品となっている。 ポールらしいメロディ・ラインはもちろん、メリーの清楚な歌声、パタパタしたリズム・アレンジ(ひざを叩く音?)は中々にソソる。 反面、弦楽器を加えたアレンジが少し鬱陶しくもあり、メリーがポールのプロデュースに反発したというハナシも何となく分かる。 ついでに言うと、この曲はポール本人によるデモ・ヴァージョンもあるのだが、はっきり言って簡素な仕上がりであるこちらの方が数倍出来がいい(笑 にも関わらず、現在ではブートなどで聴けるのみ。 せめて例のアンソロジー・シリーズの時に世に出しておいてほしかったなぁ~ メリー・ホプキンのバージョンもオリジナル・アルバムには未収録。 上の写真にあるベスト盤は、この曲の他にも「Temma Harbour」や「Knock Knock Who's There」など、アルバム未収録のシングル曲を収めているので要チェックである。 メリーはこの後、ポールとは決裂し、ミッキー・モスト、トニー・ヴィスコンティ(後に結婚→離婚)などのプロデュースで作品を発表。 特に、トニーのプロデュースした2ndアルバム「Earth Song/Ocean song」は、彼女本来の資質が生かされたブリティッシュ・フォークの名作だ。 メリーは1970年に来日。大阪万博でその歌声を披露した。 70年代に入ってからは徐々に第一線からは退いていくものの、その後も地道に活動を続けた。 近年でもチーフタンズと共演したり、自己のレーベルから作品を発表したりと、現役として頑張っているようだ。 つーコトで「Goodbye」を聴くにはここをクリック! ポールによるデモ・バージョンはこちら。 なお勝手ながら、ポム・ブログはしばらくの間、休止させていただきます。 今後の予定については全くもって謎ですが、たぶん(笑)また戻ってくると思いますので、物好きな方はどうかよろしくです それでは皆様、どうかお体にお気をつけて。 グッバイ~グッバイ~♪(←無理やりオチをつけてみる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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