2179764 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ポムブログ~ポム・スフレの名曲大百科

ポムブログ~ポム・スフレの名曲大百科

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

ポム・スフレ

ポム・スフレ

Category

Favorite Blog

CD購入 PeTeRさん

MY PET SOUNDS kawasima9さん
ANDY DAYS akikkiさん
僕のお気に入り junktion2006さん
Kids Don't Look Back Kid Blueさん
Elimのブロォグ Elim Garakさん

Comments

わいマン@ Re:Faces 「Pool Hall Richard」(09/06) 今、2021年、今ごろにコンバンハ。 最近F…
tk4@ Re:The Beatles 「The Fool On The Hill」(04/13) ポールで、というかビートルズで一番好き…
tk4@ Re:The Beatles 「Don't Let Me Down」(04/27) この曲はもう断然オリジナルの方がネイキ…
tk4@ Re:The Beatles 「I Will」(07/13) 私もこの曲大好きです。 Paulの曲で5指に…
tk4@ Re:John Lennon 「Nobody Loves You(愛の不毛)」(08/31) 普遍性。 この一言に尽きると思います。 …

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

Freepage List

2008.06.07
XML
テーマ:洋楽(3396)
カテゴリ:60年代洋楽
"キング"ことエルヴィス・プレスリーの、後期を代表する名曲のひとつだ。
1969年11月1日に全米1位を記録。
エルヴィスにとって18曲目の、そして(事実上の)最後のナンバー1シングルである。

この曲の作者は、名曲「Always On My Mind」(※)でも知られるソングライター、マーク・ジェイムス。
'68年に、まずマーク本人によるバージョンがリリースされているが、ヒットには至らなかった。
プロデューサーのチップス・モーマンからこの曲を聴かされたエルヴィスは「イケる」と思い、自らによるレコーディングを決めたのだった。
なお、マーク本人によるバージョンも、プロデュースはチップス・モーマンが手掛けている。

レコーディングは、マークのオリジナル・バージョンをなぞる形で行われた。
カントリー・テイストを持ったイントロが清々しい。
ドラマティックで美しいメロディも胸を打つ。
ストリングスや力強いコーラスを擁した演奏にのせて、エルヴィスは高らかに歌い上げる。
「互いを疑ったまま、一緒に生きていく事なんてできない」と。

「Jailhouse Rock」や「Hound Dog」のようなスリリングさはないものの、ここで聴けるコクのある歌唱は情感と貫禄にあふれた、素晴らしいものだ。
50年代エルヴィスのギラギラしたカッコよさが若さゆえのものなら、ここでのエルヴィスは"大人の魅力"だろうか。
人間の持つ輝きは若さだけではないのだ

ビートルズがアメリカに上陸した'64年以後も、エルヴィスはそれなりのヒットは出していたものの、それ以前までの活躍ぶりに比べると"過去の人"という感が否めなかった。
'64年から'68年の間に彼が出したトップ10ヒットは、「Crying In The Chapel」のみである(全米3位)。
だが、'68年12月に放送されたTV番組「Elvis Presley's '68 Comeback Special」は好評をもって迎えられる。
そして、60年代の終わりに発表されたこの曲は、"キング復活"を告げる一曲となった。

「Suspicious Minds」がリリースされる一ヶ月前('69年7月26日)には、ラスヴェガスのホテル・ヒルトンで8年ぶりのコンサートが行われている。
エルヴィスは拍手喝采で迎えられ、その時初めてこの曲を披露した。
『エルヴィスはステージ中央にぶらぶら歩いていき、マイクをつかむと50年代と同じポーズをとった。両足をつっぱって、軽くひざを曲げるポーズだ。二千人の観客は、みな立ち上がって口笛を吹き、手拍子を打った。椅子の上に立って叫ぶ者もいた』------ジェリー・ホプキンズ


「Suspicious Minds」を生んだ"メンフィス・セッション"は、実り多きレコーディングとしてファンには知られている。
このセッションからは他にも「In The Ghetto」、「Don't Cry Daddy」、「Kentucky Rain」、「Any Day Now」などの名曲、名唱が生まれた。
現在発売されているCD『From Elvis In Memphis』(上ジャケット)では、それらの曲をまとめて聴くことができる。
後期エルヴィスならではの、深みのあるボーカル・アルバムとしておすすめしたい一枚だ。

70年代に入ってからのエルヴィスは、再び精力的なライヴ活動を始め、死去するまでの七年間に1000回ものコンサートを行った。
1973年1月14日、ハワイ州ホノルルでの公演は、世界15ヶ国に衛星生中継もされた。

エルヴィス・プレスリーは、'77年8月16日に死去(享年42歳)。
ギネス・ブックに「最も成功したソロ・アーティスト」として認定された。
エルヴィス自身は「もし僕が死んだらファン達は僕の事などすぐに忘れるだろうね」と語っていたが、彼の名は、ファンはもちろん、ブロードウェイから東スポの中にまで生き続けている。
2002年には、「A Little Less Conversation」のリミックス・バージョン(FIFAワールドカップのテーマ曲)がリリースされ、世界20ヶ国でナンバー1に輝いた。
彼が約20年間を過ごしたメンフィスの邸宅「グレイスランド」は、アメリカの国定史跡として今もテネシー州に残っている。

「Suspiciuous Minds」を聴くにはここをクリック!


※エルヴィスのほか、ウィリー・ネルソンやペットショップ・ボーイズによるバージョンで有名。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.06.07 07:12:13
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X