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ポムブログ~ポム・スフレの名曲大百科

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2008.07.30
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テーマ:洋楽(3394)
カテゴリ:80年代洋楽
"Retrofest 2008"出演者の中で、もうひとり気になった人を取り上げてみる。
ハワード・ジョーンズだ。
"エレポップ"の代表選手として、80年代の数年間に人気を博したあの人である。
アルバム『かくれんぼ』と聞いて、「なつかし~泣き笑い」と頬をゆるませる方もいるだろう。

自分の場合、ハワード・ジョーンズといえば思い出すのが高校の時の同級生だ。
洋楽にはまるで興味のないヤツだったが、顔のつくりといい、逆立てたヘアー・スタイルといい、どっからどうみても"ハワード・ジョーンズ"な男がいたなぁ。
当初は「現役で東大に受かる」とか言っていたが、最終的には一浪して駒沢大学に行ったというアイツだ。
大仲、元気か~?スマイル


'55年生まれ、イギリスはサザンプトン出身であるハワードは、'83年にシングル「New Song」でデビュー。
それまでプログレやパンクなどをやっていたという彼は、デビュー時にはすでに28歳になっていたという遅咲き型である。
彼の作る親しみやすいメロディとお手軽エレポップ・サウンドは時代の波にのり、1stアルバム『Human's Lib(かくれんぼ)』からは先述の「New Song」をはじめとして、「What Is Love」、「Pearl In The Shell」、「Hide And Seek」などが次々とイギリスでヒットする。
シンセをひとりで演奏するハワードと、パントマイムのダンサー(これもひとり)だけで繰り広げられるというステージも話題を呼んだ。
'85年発表の2nd『Dream Into Action』はアメリカでも好セールスを記録し、そこからは「Things Can Only Get Better」(全米5位、全英6位)、「Life In One Day」(米19位、英14位)というヒットも生まれている。

「No One Is To Blame(悲しき願い)」は、その2ndアルバムに収められていた曲である。
オリジナルは、ハワードの歌とキーボードを中心とした非常にシンプルなサウンドだったが、それにリミックスを施してシングル発売されることとなった。
プロデュースをまかされたのはフィル・コリンズである。

イントロのチャカポコしたビートからしてフィル色全開
そこにオルゴールのようなシンセが重なるとこなどは、なかなかにシミる。
メロディはやさしくて切ない。ハワードのジェントルな歌声、やわらかなピアノにも好感が持てる。

そして、ツー・コーラス目からはフィルのタイトなドラムとコーラスがおもいっきり重なり、"With Phil Collins"状態に(笑
この辺は好みが分かれる所だろうが、個人的には"許せる範囲"のプロデュースだし、シングル用に加工するならこれで正解だと思う。

このシングル・バージョンは、ビルボードで最高4位を記録し、ハワードにとってアメリカでの最大のヒット曲となった。
また、米Radio&Record誌では1位を記録したため、同誌を基準とした「ベストヒットUSA」では"This Week's No.1"(←小林克也の声)としてこの曲が紹介されていた。
当時それを見ていた僕は、「おお!びっくりハワード1位になりやがった!」と驚いたことを覚えている。

が、彼の全盛期はここまでだった。
その後に出したシングル「You Know I Love You」はなかなかの佳曲だったが、a~haの「Take On Me」そっくりのPVが災いしたのか(笑)、思ったほどの成績は残せなかった(米17位、英43位)。
アリフ・マーディンがプロデュースした3rd『One To One』(上ジャケット)もアメリカでのセールスは惨敗。同時に、本国イギリスでの人気にも陰りが見えはじめていた。
'89年に出した4th『Cross That Line』からは「Everlasting Love」(全米12位)というヒットも生まれているものの、その頃にはすでに"過去の人"という印象になってしまっていた。
そして'93年に出したベスト盤を最後にハワードはメジャー契約を失ってしまい、そのまま現在にいたる(以降の作品は自主レーベルから)。


私論を言うなら、この人の本質は"エレポップ"である以上に"優れたシンガーソングライター"だと思う。
だが、その部分を強調しようとした3rd以降、それと反比例するように人気が低迷していったのは皮肉だった。
ハワード・ジョーンズというと、ピコピコしたシンセが愛らしい1stが代表作というイメージがあり、それはそれで間違ってないと思う。
だが、「No One Is To Blame」のシングル・バージョンが入っている3rd『One To One』も捨てがたい一枚だし、4th『Cross That Line』もスルメ的味わいを持った名盤としてオススメしたいところだ。
もちろん1stかベスト盤から入るのが無難だけどね。近年CMでつかわれた「New Song」なんかは若い人も知ってるだろうし。

とりあえず、「No One Is To Blame」はホロリとくる名曲。
つーコトでここをクリックだ。

大仲ぁ、元気か~?スマイル





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Last updated  2008.07.30 04:41:20
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