【意識朦朧】
長かった,,,遠かった,,,片道3時間越え。当然往復は6時間越えの旅。始発で出発し計画通りに進むかと思われた行きの車中、突然アナウンスが、「緊急停車します,,,」え~~??いや~な予感。というより寝不足でフラフラな状況の私は怒りがふつふつ。J校のシートノック撮影指令も受けており、到着時間は予定通りに行ってもぎりぎりの感じだったので1分でもはやく球場へつきたかったそんな時の緊急停車。しかもなんと止まってから3分以上何のアナウンスもなし,,,もう諦めモード。や~~っとアナウンス「今大きな物音がしたので緊急停車しました。ただ今より車掌が線路に降りて車両の確認作業に入ります」。え~~~いったい何時間かかるんだ,,,もううなだれるしかない。そのアナウンスが5分後にも再度同じセリフで流れた時点で即H社M氏へメール。今の状況を伝えておいた方がいいと判断。それでも何としても現場に時間通りにつきたかった。なんというか,,,築きつつある信頼を失いたくなかったというか,,,どんな状況でもあいつにまかせておけば大丈夫だと思わせるまでは現場に遅れていくなんて嫌だった。そんな中の緊急停車に頭の中ぐっちゃぐちゃの意識朦朧状態。だめか,,,10分経過、15分経過、もう時間は限界、その時、「今確認がとれました。小動物が電車とぶつかり大きな音がしたことがわかりました。電車には異常が確認されませんでしたので15分遅れで出発します。」なんか複雑な心境になるアナウンスではあったがとにもかくにも電車が動いた。水戸駅につきタクシー乗り場にダッシュ。運転手に急いでることを伝えると下調べで通常20分かかる時間を12~3分ぐらいでぶっ飛ばして球場につけてくれた。球場内に入りしばらくすると相手チームからシートノックが始まりなんとか間に合った。ほんとに朝からバッタバタ。もうそれで力を使い果たしたような感覚。試合は五回を終わった時点で目当ての投手いまだ登板せず,,,明後日再度往復6時間越えを覚悟しはじめた6回なんとI投手登板。いっそいでバックネット裏へ移動し魂撮開始、リリースの瞬間を狙ったが腕のふりがはやいのかなかなかその投手とタイミングが合わない、つかめない。はやくおせば腕は伸びきっているもののまだ指にかからず握ったまま。少し遅らせると球は指を離れてしまう。その繰り返し。これだけカメラ性能があがってもただ連写しただけでは決して撮れない投手のリリース瞬間フォト(球を指にかける)。だんだんあせりはじめてきたので、一回大きく深呼吸。もう一回。ほんとにこうなると感が頼り。何回か失敗してつかんだここかというところで押すとゆびにかかってくれた。その後タイミングがつかめ何カットか満足いく写真が撮れた。結構場数も踏んできて、一発か二発ぐらいで撮れるようになってきたという感覚があっただけに改めて投手によってやっぱり難しいこともあるんだと痛感。それからがより大変だった。まったく手を焼いた。ベンチ内の監督、サインを出している瞬間などをおさえろ指令。いざ狙ってみると監督がベンチにいない。正確にはバックネット側のバット入れの裏に隠れてほぼ周りからは見えない状況でバッターにサインを送っていた。こしゃくな,,,と独り言。しかしどうやって撮れば,,,もう刑事が張り込みをする感覚で狙い続けるしかなかった。カメラを構えていてもなんと監督、コーチの視線が私のカメラを見ているのがわかって苦笑い。ほんとよく見てる。それでも気がゆるむ瞬間が人間には絶対ある、あれだけ隠れて出てこず全く撮れなかったのが何シーンかサインを出す瞬間ぎりぎり出てきて抑えることができた。それでもそういうシャッターチャンスが他にはあったものの角度的に審判が邪魔をしてアウトだったり、ベンチ前に選手が出てきてしまったりしてかなりやきもきした。毎回毎回撮影の度に何か絶対ある、毎回毎回勉強。危機を回避するたびに自分にとって変えがたい経験になっている。水戸駅からスーパーひたちで上野に戻った。球場内ではそうでもなかったが水戸駅に向かう時からもう汗だくだくだく状態。朝、早朝、まだ曇っており着込んでいても逆にそれで丁度いいくらいだったのに昼過ぎからやっぱりGWに合わせたかのような夏がやってきていた。上野に着いたぐらいにはもうつゆだく全開、意識更に朦朧。車内で少し気絶、売り子が通るたびに起こされた。もうこんなのはほんとに勘弁、暑いなら暑いで朝晩もしっかり暑くあってくれないとほんとに困る。そのまま重い重い足取りをひきづって帰宅。部屋に入るなり冷房全開でしばらく涼みなんとか生き返った。沖縄ではなんと梅雨入り、長い長い冬が去り桜が二週間位であっという間に散ったかと思ったらなんと梅雨。4月の一ヶ月で冬→春→夏&梅雨同時到来。ほんとに目が点。今夜はまだポロシャツで過ごせているので明日の朝は絶対ポロシャツに軽くカーディガンを羽織ってでかけてやるぞと意気込んでいる。なんとか延長を制し二回戦、明日柏日体と対戦する銚子商。水戸市民球場を後にし水戸駅についた瞬間に思い出して結果を知り胸をなでおろした。キャプテン江ヶ崎君のさよならタイムリー。応援していた人たちはきっとしびれたことでしょう。岩田君も貫禄のピッチングを披露してくれた模様。増々明日は勇んで柏へGO!と行きたかったところだが、神宮で東京都大会決勝を撮るミッション。というか、昨年に続いて写真展を開いてくれるとA氏から嬉しい打診を受けたので男気発動の神宮行き決定。強豪校がのきなみ夏を視野に早々に敗退する中勝ち上がってきたT校の戦いぶりも大いに気になるところ。なんだか寝不足続きで、しかも明日も夏日とのことなのでナイスミドルたっちゃんさん選手の体調が非常に気になるところ。それにしても明日の二回戦、何が何でも勝ち進んでもらって二日応援撮影できるように願うのみ。何とか頼むぞがんばれ銚商!CSあすの為に気絶します。お疲れ様でした。