|
テーマ:徒然日記(23281)
カテゴリ:徒然日誌
人生最大に危機感を感じている今夏のこの暑さ、昨年も不安はあったもののそこまでなかった不安感が今夏は強い。人生のうちで一番体が動き、一番体力がある時期の球児が、灼熱のグランド上で足をつり、意識がもうろうとし治療を受ける場面などは以前はそうそうなかった。 人前であろうとなかろうと、人目があろうとなかろうと、絶対かっこつけたり、無理をすることはほんとに厳禁。少しでも違和感を感じたならどんな場所であろうと日陰に避難し座って休憩するなり水分を取る。幸いなことなのか、今まで熱中症の症状を体感したことはなく、いざそうなったときの早期に自己認識ができるのか不安が残る。 昨年あたりからスタンドへはペットの水を凍らせたものを三本くらい持参、顔、首などを冷やしながら観戦。帽子をかぶり、その上から長めのタオルをのっけて陽射しを防御。はいていった靴下もぬぎ、パンツのすそもめくりあげ長めの半ズボン状態へ。更にクールタイプのスプレーもなかなか有効。周りの人が平気な様子でも絶対合わせて無理をしない、自分は自分。 そう思いきかせていながら、撮影しだすと性分かさがか、のめり込んで撮影、無理をしてしまうから怖い。必要以上にいつものめり込む。それはおそらく、グランドでプレーしている球児たちが真剣そのもの、自分のすべてをかけて勝負している姿に魅せられるから。 ピッチャーのリリースの瞬間、バッターの球をとらえる瞬間、そういう写真より、気持ちが伝わってくる写真を撮ることのほうが好きだし撮っていて楽しい。そういうシーンをいつもファインダー越しに追っている。ぼけっとしている時間はすこしもなく、グランド上あらゆるところを見ていないと二度と出会えないシーンを見逃すことにもなる。気分が悪い、疲れてきた、休みたい、休むべきか、そんな葛藤がいつもつきまとう。そこまでする必要はなく、仕事的に必要ではなくてもつきまとう。だから夏に危機感を感じる。 自分も一回だけ負けて泣いた事がある。法大体育会剣道部在籍時の個人戦で負けた時。あとにも先にもこの一回だけ。その試合に賭けていた、だから負けて涙が出た。そうそう負けて泣けるものではないというのが自分の人生観。だからこそ試合に賭けて戦っている姿に熱くなるし無理をする。 自分には不思議な自負がある。技術的にも経験的にも劣っている私だが、comの理解、協力のおかげでどんなメディアよりも数多くの試合場面の写真を世に送っているんだという自負。そんなメディアはcom以外私は知らない。しかもプロカメラマンでこういう取り組みをしているのは日本広しとはいえほぼ私くらいでしょう。一昨年からcom開始、おかげさまで昨年、そして今年と高校野球の主要なメディアに自分でも信じられないが名前、写真を出せるようになってきた。雲の上の人だと写真と名前を知っていた人と電話で話せてる状態がいまだにまだ少し信じられない。それでも様々お世話になっているcomへの恩返し、そして自分でも好きな場面を好きなように撮れるやりがい、楽しさがあるから危機感を感じながらも無理をする、無理をする自分がどうしてもいるから、灼熱地獄の今夏、特別に不安感、危機感を感じる。 今日もほんとに息をのむ大熱戦が繰り広げられた千葉県大会。ほんとに一球一球手に汗をにぎるのは久しぶり。これからの試合もさらに盛り上がることでしょう。あっという間にすぎゆく夏の高校野球季節。自分との相談をしっかりして球場内で倒れることのないようにしたいものです。観戦される方々もくれぐれも注意してまいりましょう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.07.13 03:07:34
コメント(0) | コメントを書く |
|