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カテゴリ:実家の庭
「長らくお世話になりました」 照れ隠しに冗談めかして言ってみたけれど、母は涙ぐんでしまいました。 母は何事か呟いていたけれど、わたしは自分も泣いてしまうのを堪えるために、炬燵で暖まっている母の愛猫・クロに話しかけるふりをしてそっぽを向いてしまいました。 お互い独り言を言いながら、その後「じゃあ、おやすみなさい」と言葉を交わし、最後の夜が終わろうとしています。 ********** お嫁に行くことになりました。 明日、新居へ引っ越します。 しばらくどなたのブログにもお邪魔できずにいるうちに、いつの間にか2009年は過ぎ新しい年がやってきていました。 この数ヶ月、大きな変化がありながらもそれを実感できずに月日だけが過ぎていって、数年ぶりに過ごした母との毎日が今日で終わりということも、つい数時間前までは実感もなく、大したことではないと思っていました。 母だって同じかなと思っていたけれど、予想外の涙にこちらは不覚の涙。 「親孝行をしたいな」 しみじみそう思いました。 いろんな形、方法での親孝行があるけれど、今どれかひとつを敢えて挙げるなら、わたし自身が幸せになることかなと思いました。 あんまり色々考えると、どうしても泣けてきてしまいます。 今晩はひたすら母に感謝しながら眠りにつきたいと思います。 お母さん、ありがとう。 そして、わたしのブログにまた目を通してくださった方へ。 明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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