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以前、「恵方巻きの丸かぶり」について調べたことがあったので書いておきます。
そもそも、恵方巻きとか、丸かぶりとか、子供の頃には聞いたことがない風習でした。 そこで、調べてみると、1970年代に大阪の寿司屋が販売促進のために始めたことまでは すぐにわかりましたが、更に調べてみました。 ●大正初期……大阪の花街で、節分の時期にお新香を巻いた海苔巻きを恵方に向かって 食べるという風習(流行り?)があった。 ●1932年……大阪鮓商組合が「節分の日に丸かぶり ~この流行は古くから花柳界に もてはやされていました。恵方に向いて無言で壱本の巻寿司を丸かぶりすれば其の年は 幸運に恵まれる」と書いたチラシを配布。 ●1973年頃……大阪海苔問屋協同組合が「節分の夜、恵方に向かって丸かぶり…」の チラシを、寿司屋に海苔を納める時に配った。 ●1977年……海苔業界による街頭イベント「海苔祭り」が大阪・道頓堀で開催され、 「節分の丸かぶり」を取り入れた「巻き寿司早食い競争」が行われた。 これがマスコミに取り上げられて全国に知れ渡ったのをきっかけに、全国主要都市の 「海苔祭り」でも宣伝されるようになる。 ●1989年……広島のセブンイレブンが恵方巻きの販売開始。翌年より販売エリアが広がり、 95年には関西以西の地区、98年には全国エリアで販売するようになった。 ということで、縁起とか厄除けなどには、関係ないところから始まったことなので、 太巻きが恵方巻きだと言ったり、それを丸かぶりしたりする気にはなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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