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テーマ:小学生ママの日記(28710)
カテゴリ:ひとりごと。
先日、埼玉県ふじみ野市の市営プールで同県所沢市立小手指小2年、戸丸瑛梨香(えりか)ちゃん(7)が吸水口に吸い込まれ死亡した悲しい事件がありましたね。
子供が同じ学年という事もあり、心が痛んで仕方がありません。 昨日朝のワイドショーでどなたかがおっしゃっていましたが、吸い込まれる瞬間、お母さんが気がついて吸水口に手を入れたら、えりかちゃんの足をつかめたそうです。 しかし水の勢いがすごくて、結局吸い込まれてしまったとの事。 ・・・お母さんの気持ちを考えると、切なくてやり切れなくなります。 実は私が小学生の頃、一緒に海へ遊びに行った男の子が溺れて亡くなりました。 夏休が始まって2日目でした。 溺れた人の死体を見たことがありますか? 水を飲んでしまっていると、信じられないくらいにお腹が膨れてしまいます。 ポンポンというか、パンパンというか、30センチくらいふくれていました。 初め見た時は信じられなかったくらい。 人間のお腹とは思えなくって・・・。 彼は当時小学校3年生。 私よりも2歳年下の男の子でした。 いつもチョロチョロ1人でどこかへ行ってしまう元気ないたずらっ子で、30分くらい戻ってこなくても誰も心配していなかったんです。 ところがこの時は、1時間経っても戻ってこない。 3家族で出掛けていたのですが、さすがにお母さん達も心配し始め、子供達はパラソルの中に一ヶ所に集められました。 そして・・・することもなくぼんやりと海を見つめていた時。 海に入ろうとしていたカップルが何かを踏んだらしく、大騒ぎしているのが目に入りました。 「!!」 子供ながらに嫌予感がしたのですが、やっぱり彼の遺体でした。 信じられなかったのは、そこは子供の足でも膝丈の深さ。 「こんな浅い所でどうしておぼれたの??」 と今でも信じられません。 前日、シュノーケルを買ってもらった私達。 彼は1人でシュノーケルで遊び、正しい使い方が分からなかった為に溺れてしまったらしいです。 上から水が入った時、『プーっ』と吹いて水を出さなければならなかったのに、知らない彼は急いで取ろうとして取れなくて・・・。あわててパニックになったのでしょう。 本当はすぐに立ち上がれば良かったのに。 利口な子供でしたが、やはりまだ8歳ではそこまで頭が回らなかったのかな?? 今となっては誰も分からないけれど。 息子は今2年生。 彼が亡くなった歳まであと1年。 毎年夏になると、生意気だったあの男の子の事を思い出します。 あの時に思ったことは、絶対に子供から目を離しちゃいけない!!って事。 どんなに近くにいても、目だけは離しちゃいけないです。 傍にいなくても、見ていれば何があったかすぐ分かりますよね。 彼だって・・・ほんのすぐ傍にいたんですよ。 その後の彼の母親は、見るに忍びなかったです・・・。 半狂乱になったかと思うと、今度はぼ~っとして。その繰り返し。 棺が霊柩車に運ばれる時、『母親は火葬場に行ってはいけない』・・・と親戚の方々に止められたのですが、泣いて泣いて泣きじゃくって棺にしがみついていました。 まだ子供でしたけど、おばさんの様子を見ていて、私も涙が止まらなかったです。 今でも鮮明に覚えています。 もう20年以上前になりますが、おばさんは未だに忘れられないって言っています。 私は海が大好き。 この事件があってから2年くらいは怖くて海に入れませんでしたが、もともとすごく好きだったので、克服しました。 子供も小さい頃から海へ連れて行っています。 大分大きくなった子供達ですが、過去のトラウマがあるので、疲れてもず~っと子供についてまわっています。 プールのときも同じ。 しかし、えりかちゃんのような事故があると・・・ますます不安になります。 傍にいても防げないのではないか???と思ってしまって。 あの時新調してもらったお気に入りの水着。 たった2回着ただけで、『思い出すのが辛いから』と言う母に焼かれてしまいました。 娘の水着を買うと、あの時の水着の事を思い出します。 デザインも覚えていないけれど、過去の色々な記憶がどっと押し寄せてきて、切なくなります。 夏休みもまだ1ヶ月近くあります。 十分に気をつけたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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