|
テーマ:ペットの死(566)
カテゴリ:こんな事ってあるのねぇ♪?!
今実家から電話で、とうとう旅立ってしまった、飼い猫のチャミちゃん。
やさしくて、茶目っ気があって。 でも頑固だったかな。 この週末、なんだか調子が悪かったそうです。 ここ数年、いろいろ病があったんですが。 おととい、なんだか変だぞと、 朝方気がついた父が 病院に連れて行き、自宅へは帰ってきていたのですが。 今日の朝5時ごろに 黒猫チャミちゃん、静かに亡くなりました。 ペットでも、 家族の一員。 体が弱ってはいたチャミちゃん。 ご飯をたべられるように 食欲のでる薬も時に、食事に混ぜていて。 よくたべてはいました。 でも、ここ数年、長生きチャミちゃんには いつ、お迎えがきても・・・とは 覚悟はしていたつもりです。 いつも実家へ行くたびに これが最後になるかもしれない。 いや、 まだだいじょうぶだよね。そんな気持ちではおりました。 私は実家へこれから参ります。 たまたま、だんなさんが使う車、 今日明日は貸してねと、 コインランドリーにと思って車があります。 まさか・・・でも・・・ そりゃ・・・でも・・・。 楽になったんだよね・・ もう、大往生だよね。 20年目の夏ですもの。 人間で言えば、 きんさんぎんさん並みでしょうに。 ありがとうね。 いっぱいありがとう。 覚悟はしていたので 号泣ではありません。 しみじみとあれこれ思い出しては これからも少しずつ 実家の父と母と話ができればと思っています。 実家の父母は、 老齢のチャミちゃんの世話、 手はかかったけれど とても暖かい様子がいつも垣間見れていました。 私は安心して こちらで生活できたのも 両親とチャミちゃんに感謝です。 両親は、チャミの一番そばにいたから いつなにがあってもという 覚悟なんて、 とっくにしていたと思います。 私はこれから実家に行っても 両親には何もできません。 ただチャミちゃんにお別れを行って来るだけです。 私が高校生だった頃、 実家の近くにある歩道で 何か黒くて動くものが???と 自転車に乗っていたわたしが 裸眼(めがねをかける前だったかな)で 目を細めても 近くに来るまでわからずに 自転車であと一メートルというときに 猫ちゃんか!?と 思わず自転車を停めて かろうじて歩道で動く黒猫ちゃんを 咄嗟に 左手だけで思わず 拾い上げた私。 町の中心的な大道路でもある車道へ あと1メートルもない歩道の上。 朝の10時前に誰が気がつくでしょうか。 手のひらを広げて 私の親指と小指をいっぱいに広げても すっぽりとおさまってしまうほどの小さい黒猫ちゃん。 よくみるとおなかのところ、 しろ~い毛がふさふさと♪ 胸の辺りにハートの形♪ そして 相向かうように逆のハートの形がおなかのところに♪ もう一発でめろめろな私。 うまれて間もないのでしょう。目がまだ見えていませんでした。 学校が終わるまでに 絶対に捨てるなと兄に念を押して それから一ヶ月 隠れて飼っていた。 ちょうど夏休みの一ヶ月間だったなあ。 おしっこも自分ではまだできなくて チョンチョン♪とあそこを刺激すると チュ~!っと出てきて。 すっきりした赤んぼチャミちゃんの表情に 毎回笑ったものです。 初めてのうんこもうれしかった。 私と母と兄の顔もわかるようになって。 唯一隠していた、動物を飼うことを反対していた父に ある朝、私の部屋から のこのこ出てきて見つかってしまった。 すでにそのころ9月に入っていて。 けれどあまりの可愛らしさに あっという間に チャミ(洗剤のチャ~ミ~から)との命名。 そんな出会った頃の日々が 駆け巡っています。 恋愛や仕事で親に話せないことも チャミちゃんには話したり なんだか私の顔を舐めてくれて とても癒されていました。 ここ数年は、実家に行っても、 そっと体をなでてお話しするぐらいでしたね。 一生懸命老齢チャミちゃん、 食べて水飲んで、歩いて、トイレして。 生きるってこと チャミちゃんの姿から ひしひしと伝わってきたよ。 それを世話をする両親からは またいろんなことを教わっていたよ。 母方の私のおばあちゃんは、 小さい頃から一緒に同居して来ました。 明治の女で、我慢強くて、でもお茶目で。 チャミちゃんのこと、抱っこしたりはしない祖母だったけど 93歳での大往生だった。 私にとって親戚の死はそれまであったけれど ほんとうに身近な死に接したのは祖母だった。 チャミちゃんが、動物の天国(あるといいな)に 迷わないで行けるように見守っていてね。 ペットではあったけれど 私たち家族の歴史に 間違いなく大きな存在だった黒猫チャミちゃん。 20年もよくぞまぁ、 がんばってくれた。 高校生だった私は、いまや三十路後半のおばさんだよ。 悲しく送る事はしないよ。 午後には私、実家から帰らなきゃならないけれど なんだか、それなのに あたたかい気持ちで今、いられるのは チャミちゃんがそうさせてくれているのかもしれないね。 これから実家へ向かいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[こんな事ってあるのねぇ♪?!] カテゴリの最新記事
|
|