義母には、弟さんがいらっしゃいますが、
今年、亡くなられました。
そのときは電話で
弟さんの奥様から訃報を聞いたそうです。
たまたま私が義母宅に用事がありおじゃました日です。
弟さんと義母さんが離れて生活するようになって数十年。
義母は天国に逝った弟さんの事を
「”あのね、てぃばぁさん、
弟はね・・・しんどい体調だったかもしれないし
そうでなくても、思うようにならない体といろんな気持ちから解放されて
今はゆっくりとこころおきなく眠ることが出来ているのだろう・・・とね、
私はそう思うようにしているの。
だから、亡くなった事で、どうして~!とか
早かったのでは~!とか、
思わないのよ・・・反対に、安心した気持ちなのね。
悲しいけれどね、不思議な気持ちなの・・・。」とおっしゃってました。
心配している私の心をすべてくみ取って
淡々と
ただ淡々と・・
窓の外の青い空を見つめながら
話してくださいました。
ヘルパーさんや、マッサージの方などにぎやかにやってくるけれど
皆さん、義母さんの心の内を
そして受け止めている姿を、無理矢理なぐさめるわけでもなく
反対に私も含めて、義母さんから悲しみだけでなく
弟さんへの深い思いを、言葉ではなく、
義母さんが座っている背中から感じました。
時間が、流れているようでとまっているような・・
そんな不思議な空間でした。